家を建てたい人のための情報マガジン

家を建てた後に

ああすればよかった
こうすればよかった

という「後悔ポイント」は少なからず発生します。

SNSやYoutubeでも、多くの方が発信されていますが、予算や生活スタイルもあり、人それぞれとも言えます。

 

そんな中、見つけたこちらの動画

家づくり後悔ポイント100選

「後悔ポイント5とか10とか20ではまとまりません。
 だから、様々な後悔ポイントを100ポイント探してみました!」

という内容です。

間取り:32ポイント
設備:45ポイント
内装:13ポイント
外構:5ポイント
その他:5ポイント

ぜひ、動画を見ていただければと思うのですが、

今回のコラムでは、その中でも、ぜひ、知っておいていただきたいなという「後悔ポイント」37ポイントを抜き出し、エリア毎にまとめて解説してみたいと思います。

※項目の前の番号は、動画の番号と合わせております。

これから家を建てる方は、重要な検討ポイントですので、ぜひ、ご参考ください!

既に家を建てた方は、「あるある!」と楽しく読んでいただければ嬉しいです。

 

目次

ぜひ知ってほしい後悔ポイント 37ポイント!

【トイレ】

1.トイレは2ついらなかった

掃除が面倒だから2階のトイレは使わない!
というのが大きな理由とのことですが、おそらくお子さんが小さいのかなと思います。
家族が増えてくると、子どもが大きくなってくると、必ず必要になりますのでぜひご検討を!
ただし、水圧の関係から、2階のトイレは絶対に「タンク式」にしましょう!

34.換気扇を自動にしなければよかった

それから、トイレの換気扇は照明とは独立させましょう!
スイッチを一体にすると、本当に臭いに悩まされます。
換気扇スイッチをオフにした時、一定時間後に止まるタイプのスイッチがお薦めです!

63.トイレの紙巻器を2連にすればよかった

トイレの紙巻器はおしゃれなものは1連が多いですが、やはり2連にしておきましょう!
紙切れのストレスが全く違います。

【和室】

2.和室をつくればよかった

今回のリストにはなかったのですが、同様に「和室を作らなければよかった」というのもあります。
面積や予算的に難しい場合、将来使わなくなるかな?と思う場合は、「ユニット畳」を活用するのも一つの方法です!

【洗面所】

4.洗面所が狭かった

23.脱衣所を分ければよかった

もし、面積が取れるのであれば
洗面所と脱衣所を分けておきたいところ。
入浴を気にせずに洗面台が使えるのは、快適な生活に繋がります!

49.ダブルボウルの洗面にすればよかった

もし、面積が取れるのであれば
洗面所をダブルボウルにするか、2ヶ所設置するのがお薦めです!
トイレと同じく、家族が増えてくると、子どもが大きくなってくると、洗面所は取り合いになってきます。

56.洗面台が浅く水が跳ねた

おしゃれなボウルほど、水が跳ねまくるのですよね(汗)
未だに解決できる洗面台を見たことがないです。
どうして、あんなに水が跳ねるのでしょう??

【家具等の配置】

6.ゴミ箱の位置を考えておけばよかった

14.家具のレイアウトがイメージと違った

これ、あるあるなのですよね。
営業さんが図面に入れる家具は、部屋を広く見せるために小さめの家具のことが少なからずあります。
実際に自分が使いたい家具、使う可能性の高い家具の寸法を設計士さんに提出して、図面に入れてもらいましょう。
家具と壁の距離は実測して目視しておくことをお薦めします!
ゴミ箱も同様です。

「間取り」を失敗しないために。ちゃんと「距離」を測ろう!

【扉・ドア】

7.扉同士が干渉してしまった

大手ハウスメーカーではあまり見かけないのですが
ごくたまに、地元工務店とか、ローコスト住宅とかで、扉が干渉したケースをSNSで見かけます。

扉が干渉すると

・扉が完全に開かない
・家具が搬入できない
・同時に部屋の出入りをしようとした際に扉がぶつかる(人にぶつかる)

とストレスがこの上なく大きくなってしまいます。

はっきり言って、営業さん、設計士さんの大ミスではありますが、自分自身も開き戸の扉の開く方向には注意して図面を確認しましょう!

あなたは「開き戸」派? それとも「引き戸」派? ドアの選択で間取りや部屋の使い方が変わります。

【キッチン】

36.浄水器一体型水栓がいらなかった

まず、浄水器一体型水栓はやめた方が無難です。
カートリッジを交換しなければ汚水器になってしまいます。
カートリッジ交換費用が、なかなか高く、ストレスなのですよね。

59.キッチンの天井にスピーカーをつければよかった

天井スピーカーは本当にお薦め!
ただし、天井スピーカーのオンオフを切り替えられるようにしておきましょう。
常時オンだと、子どもが見るテレビやYoutubeの音で、逆にストレスになってきます。

61.キッチンや洗面台の水栓をホース式にすべきだった

センサー式水栓は賛否両論ですが、ホース式水栓は絶対に採用です!
シンクの隅々まで水が届きますので、ストレスフリーです。

70.フロントオープンやディープなど、大型の食洗機にすればよかった

71.キッチンの通路幅をもっと広くすればよかった

食洗機はできることならばフロントオープン式が良いですね。
とにかくたんさん食器が入るし、並べやすいのですよね。

あなたはどっち?「食器洗い乾燥機」スライドオープン式とフロントオープン式

フロントオープン式の場合は、通路幅も少し広くした方が使いやすくなります。
通路幅は、キッチンの引き出し等を引いた際に、前方にゆとりがあるのかどうかを確認して決めましょう。
実測は大切です!

【浴室】

62.お風呂の棚をなくせばよかった

棚に関しては、今は浴室の壁には磁石がくっつくものが大半ですので、「tower」シリーズでお好みのものを使うのがベストかも。

あらゆる隙間を活用!山崎実業さんの「tower」シリーズが凄すぎ!【浴室・お風呂】

40.浴室の鏡をなくせばよかった

鏡はいらないという意見が多いですね。
確かに、私も鏡は見ていますが、鏡に写った自分をちゃんと見ることってあまりないですよね。
鏡の水垢取りも、放っておくと、なかなか大変です。

鏡の水垢がみるみる落ちる?!やってみなけりゃわからない。結果報告!

66.浴槽内の段差が邪魔だった

半身浴タイプの浴槽も、個人的にはいらないのかなぁと思います。
やっぱり足を伸ばして入れるからこそ、我が家のお風呂ですよね♪
※あくまで個人的感想です。
ただし、お湯の量が少し減りますので、節水や省エネを考えるならありかもしれません。

72.浴室に手すりをつければよかった

手すりは、ぜひ、設置しておきましょう。

74.浴室の折れ戸は掃除が大変だった

折れ戸はカビと汚れだらけになりますし、掃除もしにくいので、できれば引き戸、叶わぬなら開き戸で。
開き戸の場合、開閉スペースが無駄になり、ストレスになりますので要注意!

75.浴室を濃い色にした

ハイグレードに多い、濃い色の壁、折れ戸はできれば避けた方が無難です。
濃い色の壁は、石鹸汚れ、水垢が、ものすごく目立ちします。

76.浴室の窓をつけた

まず、浴室に窓は必要ありません!
窓は大きくつけたいところですが、冬、本当に後悔します。
たとえ樹脂サッシ&トリプルガラスであったとしても、壁と比べて、窓の断熱性の低さは比べ物になりません。
ポカポカの浴室にしたいのならば、窓はなくしましょう。

でも換気が心配!という方。
浴室の換気は、換気扇のみで行うのがベストです。
窓を開けて、換気扇を回すと、逆に換気能力が落ちてしまいます。

【ベランダ・バルコニー】

17.ベランダの大きさが中途半端だった

27.ベランダやバルコニーはいらなかった

乾太くんを導入される場合は、ほんと、使わない方が多いみたいですね。
では布団は?という場合は、庭に干せるように、導線や窓の場所を検討しましょう。
将来的に、年を重ねた場合、2階への昇降が難しくなることも考慮しておきましょう。

ベランダ・バルコニー不要論は本当?ちゃんと考察してみました。
https://houseresearch.jp/note/house/6055/

【収納】

20.小屋裏収納やロフトがいらなかった

小屋裏収納を作る場合は、1階の天井裏に作りましょう!
階段や梯子を使って、モノを上げ下げするのは本当にストレスです。
2階と同じ高さで、水平移動できる小屋裏収納を作ると、とても便利です!

どこにも載っていない、「使える」小屋裏収納をご紹介!

22.収納の扉がいらなかった

各部屋のクローゼットは扉をつけない方が良いことも。
特に子ども部屋など、4.5帖以下の部屋の場合、クローゼットの扉を外すだけで、部屋が広く感じられます。

67.床下収納はいらなかった

床下収納は「収納スペース」が足りないから生まれたものですが、収納スペースが取れるのであれば無用の長物です。
床下の断熱にもマイナスに働きます。

13.WICが思ったより狭かった

WICあるあるですね。
こちらのコラムで解説しています。

ウォークインクローゼットって素敵!でも、ちょっと一考察。7つの事例で考える。
https://houseresearch.jp/note/house/3654/

【壁紙】

79.アクセントクロスはいらなかった

個人的感想もありますが、アクセントクロスは難しいです!

コントラスト差が強いと目立つのですが、すぐに飽きます。
コントラスト差が弱いと逆に意識することもなくなります。

リビングのテレビ壁には向いているかもしれません。
ただ、できればアクセントクロスではなく、エコカラットなどでアクセントを出したいですね。

【屋外水栓】

38.屋外でもお湯が出るようにすれば良かった

これ、本当に思うのですよね。
ただし、給湯器を家の裏側に配置することが多いため、家の前面が庭だった場合、お湯が出るまでに多くの時間と水が必要になることも。

【テレビ】

80.寝室のTVが不要だった

スマホ・タブレット時代に、寝室のテレビは本気で必要ないです!

同様に浴室のTVも本気で必要ないです!
どうしても浴室でTVを見たい方は

パナソニックのポータブルテレビで十分だと思います。
わずか4~6万円程度です。

パナソニック 10V型 プライベート・ビエラ 防水タイプ UN-10CE10-W

【書斎・ワーキングスペース】

84.カウンターの奥行きが狭かった

新型コロナによるテレワークの普及で、自宅にワークスペースを設ける人が増えてきました。
とはいうものの、様々な後悔ポイントも発生しています。

カウンターテーブルの奥行きは、70cmは欲しいところ。

パソコンと書類とドリンクを置けるので、仕事が捗ります!
お子さんの宿題もやりやすいですよね。

できればカウンターの奥に、電源コードを通す穴が空いていればベストです!

同じく、コンセントの場所もよく検討しましょう。
カウンターテーブルの横なのか、カウンターテーブルの下なのかは、超重要です。

もしかすると、書斎スペースだけ作り、ニトリさんの組み立て机「プレフェ」を置いた方がはるかに使いやすいかも。

【給気口・排気口】

65.給気口や排気口をもっと検討すればよかった

こちらは、時間や頭に余裕があれば、ぜひ、検討していただきたいポイント。
しかし、実際に住むまでイメージしにくいのですよね。
換気、保温、臭いなど、微妙に生活スタイルに影響してきます。
素直にわからないことを伝えて、設計士さんと検討してみましょう!

どうすれば快適?空調問題をマニアックに考えてみました。空調って難しい!!

【壁】

16.もっと壁面を残せばよかった

部屋って4つの壁で構成されています。

ここに窓をつけたい!
ここに収納が欲しい!
ここに家具を置きたい!

と言っていると、実は壁ってあまりなくなってしまうのですよね。

・例えば絵を飾りたい
・例えば popIn Aladdin を設置して映画を見たい

などを希望される場合は、壁をいかに作るのか?を考えてみましょう。
ある程度の広さの壁を作れる場合は、とりあえず、ピクチャーレールを設置しておくことをお薦めします!

ピクチャーレールお奨め!壁穴以外にもメリット大きいです。

【勝手口】

28.勝手口はいらなかった

地味ですが、かなりの数の人が思っている後悔ポイントです。
キッチンの勝手口、実はあまり使わないのですよね。
壁に大きな穴が開くため、断熱性にも問題ありありです。

勝手口の代わりに、外にゴミを出すための小さな窓を設置するのも知恵の一つだそうです。

逆に、洗面所や洗面所横に勝手口をつけると、子どもが汚れて帰ってきた際に、玄関を通らずに洗面所・浴室に直行できるのでお薦めです!
実はこれ、昔から農家さん(農家住宅)などでは当たり前の造りなのだとか。(裏玄関と言います)
昔ながらの知恵って、さすがですよね!

【照明】

57.収納の中に照明をつければよかった

これも地味にストレスを感じるポイントですね。
WICには照明をつけたけれど、通常のクローゼットや階段下収納には照明をつけていなかったりしませんか?
そんな時には、人感センサーライトがお薦めです!

買ってよかった!本当に便利!リーズナブルな人感センサー家電を一挙にご紹介

 

ということで、家を建てる際にきちんと考えた方が良い「後悔ポイント」37項目についてまとめてみました。

「後悔ポイント」と思っていても、時間が経ち、年齢や家族構成が変われば逆に良く感じるかもしれません。

特に、小さなお子さんを想定して考えている場合、子どもはあっという間に大きくなってしまうので、メリット・デメリットが反転することもしばしば。

多くの方が「後悔ポイント」と思われる点は、やはり、様々な意見があり、生活スタイルに合わせて考えていかなければなりません。

だからこそ、家を建てる面白さもあるのだと思います。

営業さん、設計士さんのアドバイスに加えて、家を建てたばかりの方、家を建てて5年、10年が経過した方にも、お話を聞いてみましょう!

素敵な家を建ててくださいね。

 

 

「後悔ポイント」については、こちらのコラムもご参考ください!

Instagramで学ぼう!住宅の「#後悔ポイント」あれこれまとめ

 

HOUSEリサーチ運営事業部
いっしー
家を建てることで、様々な家の基本知識を学ぶ。
数多くの注文住宅を内見し、住宅系の書籍は大半を読破。
宅建士まで受験。
住宅会社・設計事務所の皆さまにご教授いただきながら、家について楽しく学んでいます。

 

HOUSEリサーチ 新築住宅情報センター

※プロの皆さま、このコラムは家の素人が、建築家の皆さまに教えていただいたり、書籍等で勉強したりした内容を記載しております。
間違いや修正事項がございましたら、ぜひ、ご指摘いただければと思います。

 

「HOUSEリサーチ」の注文住宅良縁マッチング
安心と満足をご提供いただける住宅会社のみをご紹介しています!

CLOSE