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エコキュートの定期点検を忘れずに!10分でできるメンテナンスマニュアル写真図解




正式名称:家庭用自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯器

エアコンと同じ、最も熱効率の良いヒートポンプ方式でお湯を沸かしてくれる、超エコな給湯器。

その名も「エコキュート」!

なんてこと言わなくても、皆さんのご自宅で大活躍のエコキュート。

 


三菱 エコキュート 370L フルオートタイプ SRT – W374

 

皆さん、ちゃんと「メンテナンス」していますか?

「えっ、一度もしたことがない・・・」

という方向けの、必見コラムです。

 

本体のメンテナンスは年2~3回程度が目安とされています。

最低でも、年2回はメンテナスを行いましょう!

 

とはいうものの

メンテナンスなんてどうするの?難しいの?

と思われるかもしれません。

 

ということで、今回のコラムは写真付きでメンテナンスを解説していきます!

 

今回は、三菱電機さんのエコキュートで解説していきますね。
(すみません。いっしー宅が三菱電機製品ですので)

 

まずは、こちらが取り扱い説明書です。

三菱電機
家庭用自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯器
取扱説明書

52~53ページ(PDF27ページ目)「お手入れと点検」部分に書かれています。

 

 

1. 「逃し弁」のチェック

水漏れ点検と動作確認を行うための作業です。

エコキュート本体の右上に、パカッと開く蓋があります。

この蓋を開けると(指で抑えていないと蓋が降りてきます)

このようなレバーがあります。

このように、レバーが「下」に向いているのが標準時です。

 

このレバーを「上」に上げると

本体下側の排水口から、ジョボジョボと流水音が聞こえます。

流水音が聞こえたらOKです!

再び、レバーを「下」に向けて、確認終了です。

 

貯湯タンクのメンテナンスで使用しますので、まずは確認をしましょう。

もし、流水音が聞こえなかったら、ご相談窓口に電話しましょう。

 

 

2. 「貯湯タンク」のチェック(汚れの排水)

貯湯タンクの下に溜まっている汚れを排水するための作業です。

お湯を作り続けると、少しずつ汚れが溜まってくるのだそうです。

汚れは定期的に排水しておかないと、内部で溜まってきます。

 

まずは、脚部カバーを外します。

本体下側にある、この部分です。

左右についているネジを、反時計回りに回すと蓋が取れます。

こんな感じに蓋が取れます。

内部はこんな感じです。

「給水配管専用止水栓」を閉じます。

上側にある栓です。

レバーが「下」になっているのが標準時で「開いた」状態です。

この栓を閉じます。

レバーを「上」にすると、「閉じた」状態になります。

 

次に、先程の「逃し弁」のレバーを手前に起こします。

 

続いて、「排水栓」を開きます。

下側にある栓です。

通常がこの状態(閉じた状態)です。
(薄型タイプは逆みたいなので注意が必要です。なんでこんなややこしいことを…)

この栓を反時計回りに回して開きます。

すると、タンクの下部から、ジョボジョボと音がして、汚れの排水が始まります。

約1~2分間、そのままにして汚れを排水します。

 

1~2分経ったら、「排水栓」のレバーを時計回りに回して、栓を閉じます。

ジョボジョボとした排水音が止まります。

 

「給水配管専用止水栓」をのレバーを下にして、栓を開きます。

マニュアルでは「排水口から勢いよく水が出る」と書いていますが、私の場合は出ませんでした。

 

その場合は「逃し弁」をいったん閉じて、1~2分ほど待ちます。
(なにか音がしますので、音がしなくなるまで待ちます。)

再び、「逃し弁」を開きます。

すると、ジョボジョボと排水口から水が流れる音がします。

音を確認したら、「逃し弁」を閉じます。

これで、「貯湯タンク」のチェック、汚れの排水は終了です。

 

 

3. 「給水ストレーナ」のお手入れ

「給水配管専用止水栓」を閉じます。

「逃し弁」のレバーを手前に起こします。

10円玉を使って、反時計回りにまわして、「給水ストレーナ」を外します。

「給水ストレーナ」を外して、歯ブラシなどでゴミを取り除きます。

掃除が終わったら、「給水ストレーナ」を取り付けます。

「逃し弁」のレバーを戻します。

「給水配管専用止水栓」を開きます。

これで、「給水ストレーナ」のお手入れは終了です。

 

 

4. 「漏電遮断器」のチェック

本体の左下側にある、捜査窓を開けます。

電源レバーが「入」になっています。

ボタンの下にある「テストボタン」を押します。

このように電源レバーが「切」になればOKです。

再び、電源レバーを上げて「入」にします。

これで、「漏電遮断器」のチェックは終了です。

 

 

これで、すべてのメンテナンスは完了です。

慣れると、わずか10分ぐらいの作業です。

 

エコキュートは電化製品。

メーカーの保証期間は、本体1~2年、ヒートポンプ3年、貯湯タンクは5年です。

エコキュートの寿命は10年~15年と言われています。

つまり、いつかは買い替えが必要な時期がくるということ。

ガス給湯器と違い、エコキュートはなかなかのお値段です。

日々、きちんとメンテナンスして、エコキュートの寿命を伸ばしていきましょう!

 

 

ちなみにエコキュートを選択するときは

・370Lではなく460L!

・ノーマルではなく高圧タイプ!

がストレスがなくお薦めですよ!

ここは絶対にケチらない方が良いですね。
(パワフル高圧タイプもあるそうです)

 

 

家のメンテナンスに関しては、こちらの記事もご参考ください。

 

家のメンテナンス、ちゃんと考えよう!とっても大切です。

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HOUSEリサーチ運営事業部
いっしー
家を建てることで、様々な家の基本知識を学ぶ。
数多くの注文住宅を内見し、住宅系の書籍は大半を読破。
宅建士まで受験。
住宅会社・設計事務所の皆さまにご教授いただきながら、家について楽しく学んでいます。

 

HOUSEリサーチ 新築住宅情報センター

※プロの皆さま、このコラムは家の素人が、建築家の皆さまに教えていただいたり、書籍等で勉強したりした内容を記載しております。
間違いや修正事項がございましたら、ぜひ、ご指摘いただければと思います。




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