国土交通省
グリーン住宅ポイント制度
グリーン社会の実現および地域における民需主導の好循環の実現等に資する住宅投資の喚起を通じて、新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んだ経済の回復を図るため、一定の性能を有する住宅を取得する者等に対して、「新たな日常」及び「防災」に対応した追加工事や様々な商品と交換できるポイントを発行する制度です。
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もう、何を言っているか全くわかりません(笑)が、家を建てる皆さんにとって、お得になるポイント制度がスタートします!
令和2年8月31日で終了した、国土交通省の「次世代住宅ポイント」の後継版のようなものでしょうか?
「グリーン住宅ポイント」も住宅建築促進政策の一環です。
これから家を建てる私たちにとっては、嬉しい制度ですよね♪
ちなみに、2021年3月29日に「完了前ポイント」の発行申請の受付が開始しました。
完了後ポイントの発行申請の受付は、2021年5月6日からの予定です。
では、あらためて「グリーン住宅ポイント」を見ていきましょう!
事業予算は、なんと1,094億円!(令和2年度第三次補正予算)
「グリーン住宅ポイント」の対象者は
・新築住宅の建築・購入
・既存住宅の購入
・リフォーム工事
・賃貸住宅の建築
となります。
住宅関連なら、何でもありな感じですね。
「グリーン住宅ポイント」の申請者は
・対象となる住宅の建築工事の発注者
・対象となるリフォーム工事の発注者
・対象となる住宅の購入者
今回は、新築住宅の建築・購入に特化して解説してきますね!
概要を見てみましょう。
・新築とは、契約時に建築から1年以内、第三者が未入居の住宅です。
・一定の省エネ性能を満たす住宅が対象です。
・購入者等が自ら居住する住宅が対象です。(申請は1人1回まで)
・分譲住宅の売主は、宅地建物取引業免許を有する者に限ります。
・30万〜100万ポイントを発行します。
1ポイント=1円ぐらいでしょうか。かなりお得なポイント制度ですね!
「グリーン住宅ポイント」の対象期間
・注文住宅の場合、工事請負契約(原契約)を締結した日
・分譲住宅の場合、不動産売買契約(原契約)を締結した日
・2020年12月15日〜2021年10月31日の間に契約を締結する必要があります。
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オンライン申請は、2021年12月15日まで延長されています。
けっこう、期間が短いですね(汗)
コロナによる業績への影響次第では、「次世代住宅ポイント」のように延長があるかもしれませんね。
対象住宅
1.高い省エネ性能等を有する住宅
認定長期優良住宅
認定低炭素建築物
性能向上計画認定住宅
ZEH
のいずれか
2.一定の省エネ性能を有する住宅
日本住宅性能表示基準で定める断熱等性能等級4かつ一次エネルギー消費量等級4以上の住宅※
※2断熱等性能等級4を満たさない住宅であって、「建築物省エネ法」に基づく住宅の外皮性能の基準および一次エネルギー消費量の基準に適合するものは本制度の対象とします。
長期優良住宅を取得するなら、「グリーン住宅ポイント」の申請ができそうですね。
各ハウスメーカー、住宅会社も、「グリーン住宅ポイント」を推してこられるのではないかと思います。
契約タイミングが重要となってきますので、タイミングを考えて検討していきましょう!
発行されたポイントの利用方法ですが、商品交換や、追加工事に利用できます。
※商品交換の受付開始は、6月1日(予定)です。
家電もいろいろ揃っていますね。
一定の要件に適合する追加工事との交換に利用する(追加工事交換)
ポイントの発行対象となる契約を締結した事業者が行う追加(グレードアップを含む)工事が対象となります。
いわゆる、オプション工事ですね。
一例をあげると、
・テレワーク関連設備の設置
・ワークスペースの設置
・防音設備の設置
・換気設備等の設置
・玄関周り等の手洗い器の設置
・家事負担軽減のためのキッチン回りの設備の設置
・宅配ボックスの設置
・太陽光発電の設置
・蓄電池の設置
など、様々な工事に利用できます。
ハウスメーカー、住宅会社さんも、この部分は推してこられるでしょうね。
ということで、新築住宅の建築・購入に関する「グリーン住宅ポイント」の概要をまとめてみました。
住宅建築を焦る必要はありませんが、タイミングが合うようでしたら、こういうお得な制度は、どんどん使っていきましょう!
↓申請方法に関してはこちらをご覧ください!
↓興味があれば、こちらも読んでみましょう!
いっしー
家を建てることで、様々な家の基本知識を学ぶ。
数多くの注文住宅を内見し、住宅系の書籍は大半を読破。
宅建士まで受験。
住宅会社・設計事務所の皆さまにご教授いただきながら、家について楽しく学んでいます。
※プロの皆さま、このコラムは家の素人が、建築家の皆さまに教えていただいたり、書籍等で勉強したりした内容を記載しております。
間違いや修正事項がございましたら、ぜひ、ご指摘いただければと思います。
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