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あなたの家は大丈夫?引き渡し前の第三者検査について知っておこう!




家は大きな金額の買い物です。

多くの方々は、しっかりと打ち合わせを行い、しっかりとした会社で、満足のいく家を建てられているかと思います。

 

#後悔ポイント は大なり小なりあるとは思うのですが、それは生活レベルの話で、家そのものの話ではありません。

しかしながら、極稀に「欠陥住宅」という状況に当たってしまう方がおられるのも事実。

故意であるかどうかはわかりませんが、施主さんにとっても、住宅会社にとっても不幸でしかありません。

 

もちろん、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」により、住宅会社は、家の瑕疵に対して、10年間の住宅瑕疵担保責任を負っています。

基礎、家の傾き、雨漏りなど、構造耐力上主要な部分および雨水の浸入を防止する部分に関して、10年間保証しなければならない、という義務があります。

とはいうものの、不幸にも「欠陥住宅」となってしまうと、その修正は大変なのですよね。

 

家って、外壁を貼って、内壁を石膏ボードで覆ってしまうと、その中がどうなっているのかなんてわかりません。

最近では、大手ハウスメーカーや、住宅会社さんが、施工中の写真を撮影して、施主さんにきちんと報告書として提出してくれるサービスも増えています。

100%ではありませんが、かなり安心できますよね。

 

しかしながら、すべての住宅会社が、このような対応をしてくれる訳ではありません。

 

先日、twitterを見ていると、施主さん自らお金を出して、住宅の第三者検査を行っているのを知りました。

今回のコラムでは、第三者検査を行っている会社やサービスについてご紹介させていただきます。

#住宅診断 #住宅検査

 

ツイ主さんが利用されていたのはこちらのサービス

住宅品質保証株式会社(ポラスグループ)

の新築住宅建築主様向け検査サービスです。

住宅品質保証株式会社は、公益財団法人 日本適合性認定協会のマネジメントシステム認証されている会社です。

 www.jab.or.jp
住宅品質保証 株式会社 | 公益財団法人 日本適合性認定協会
https://www.jab.or.jp/system/iso/search/detail/org/115225/

 

新築住宅建築主様向け検査サービスには、新築第三者検査(建築中)と、新築第三者検査(完成後)があります。

 

【新築第三者検査(建築中)】

こちらは、建築中の建物の構造上重要な部分を検査するサービスです。

基礎の配筋検査、躯体検査、雨仕舞検査、木工時検査の4回にわたり検査をしてもらえます。

・基礎の配筋検査
コンクリートを打設する前に、鉄筋の状態が妥当か検査します。

・躯体検査
建物の構造上重要な部分を検査します。
また、筋交いや金物の取り付けなども検査します。

・雨仕舞検査
長い年月にわたって雨漏りしない造りになっているかどうかを検査します。

・木工時検査
水回り設備、壁・天井のクロス施工前に検査します。
室内建具、冊子、石膏ボードのゆがみ、床鳴りなども検査します。
不具合が発見された場合は、比較的楽に修復できるタイミングです。

検査費用は132,000円(税込)
※参考価格になります。建物規模、建築場所等により、検査料金が変わります。

家の根幹部分ですので、ぜひ、しっかりチェックをしたいところです。
先に述べましたが、蓋をしてしまうと、なかなかチェックをすることは困難な場所です。

 

【新築第三者検査(完成後)】

引渡し前の建物完成時に現場に同行し、検査するサービスです。

図面との相違や施工精度、傷・汚れをお客様の立場で完成建物の完成度を検査してもらえます。

室内・屋外はもちろん、普段見ることの出来ない床下や屋根裏を見ることで、雨漏れや、給排水管からの漏水など、重大な不具合が無いことを確認してもらえます。

検査費用は99,000円(税込)
※参考価格になります。建物規模、建築場所等により、検査料金が変わります。

プロの目で最終チェックしてもらえるのは安心ですね。

 

家は長く長く付き合っていくもの。

そして、家族の安心と安全を提供してくれるもの。

 

検査費用は決して安くはありませんが、後々のトラブルを未然に防げると思えば、本当に安い料金です。

ご契約される住宅会社さんの、検査・報告体制に疑問を持たれる場合、また、住宅会社さんと不要なトラブルにならないためにも、こういった検査会社を利用されるのも一つの方法です。

もちろん、住宅会社さんが自社の家の安全を証明するために、第三者検査機関と契約を行って実施している会社も多くあります。

ぜひ、住宅会社巡りの際に、契約時に、住宅の検査体制について、しっかりと確認してみてくださいね。

 

 

↓こちらのコラムもご参考くださいね。

住宅の「#後悔ポイント」あれこれまとめ

家の性能って何でしょう?【住宅品質確保促進法】編

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HOUSEリサーチ運営事業部
いっしー
家を建てることで、様々な家の基本知識を学ぶ。
数多くの注文住宅を内見し、住宅系の書籍は大半を読破。
宅建士まで受験。
住宅会社・設計事務所の皆さまにご教授いただきながら、家について楽しく学んでいます。

 

HOUSEリサーチ 新築住宅情報センター

※プロの皆さま、このコラムは家の素人が、建築家の皆さまに教えていただいたり、書籍等で勉強したりした内容を記載しております。
間違いや修正事項がございましたら、ぜひ、ご指摘いただければと思います。

 

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