漆喰とは
昔からお城や蔵の壁に使われている平滑できれいな仕上がりの壁は、漆喰が塗られています。
その漆喰といえば真っ白というイメージでしたが、最近では、黒やグレーのものも売られているそうです。
原料は、消石灰(主成分)・すさ(つなぎ)・海藻のり(保水効果)・樹脂(接着効果)などで、調湿、消臭、耐火、断熱、有害物質吸着、防カビ機能があります。
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『ウィキペディア(Wikipedia)』によりますと、
漆喰は、水酸化カルシウム・炭酸カルシウムを主成分としており、もとは「石灰」と表記されていたものであり、漆喰の字は当て字が定着したものである。
日本では土壁の上に塗るため糊や麻すさなどと混合して作られなめらかな質感になるが、欧州では石の上に塗る石灰モルタルや生石灰クリームが主流であり下地が硬いため糊などと混合せず強度を出し、ざらついた質感になる。
風雨に弱い土壁そのままに比べて防水性を与えることが出来るほか、不燃素材であるため外部保護材料として、古くから城郭や寺社、商家、民家、土蔵など、木や土で造られた内外壁の上塗り材としても用いられてきた建築素材である。面土や鬼首などの瓦止めの機能のほか、壁に使用される場合には、通常で3 – 5ミリ程度、モルタルなどへの施工の場合は10数ミリ程度の厚さが要求されている。塗料やモルタルなどに比べ乾燥時の収縮は少ないものの、柱などとの取り合い部に隙間が生じやすいため、施工の際には留意が必要である。
というものでした。
日本の漆喰5種類
日本における漆喰は、現在、大きく5種類に分けられるそうです。
本漆喰
古くからある建物に使われている。
昔ながらに海藻(フノリ)を炊いてのりを作り、麻すさ(麻の繊維)と塩焼き消石灰を混合して作られる。
土佐漆喰
名前の通り、高知県で作られています。
3ヶ月以上発酵させたワラと塩で焼いた消石灰と水を混合し、熟成させたもの。
既調合漆喰
一般的に「漆喰メーカー」が製造したもの。
現在多くの建物でみられます。
海藻のりに加え、合成樹脂や化学繊維を混ぜて作られます。
琉球漆喰
沖縄で作られている。
ムチ(沖縄方言で「餅」の意味)とも呼ばれている。
藁と生石灰を混合したものに水を加え、生石灰に消化加熱反応を起させることでワラを馴染ませ、そしてそれをすり潰し熟成させたもの。
沖縄の屋根瓦工事を中心に用いられる。
漆喰関連製品
漆喰の機能を有するとされる塗料や海外製の消石灰が配合された塗り壁材などのことです。
上記5種類以外にも、本漆喰から派生した地域独特の漆喰が存在しているそうです。
自分で塗ってみよう!
建物の外壁や木造住宅の室内に塗ることが出来ます。
これは、職人さんにお願いしても良いですし、自分で塗ることが出来るように練ってあるものも売ってあります。
簡単に言いますと・・・
計画を立て、準備・下処理をして、コテで塗り、模様をつけて、24時間以上乾燥させる。
これで完成です(^^)
基本的にメンテナンス不要で、とても経済的ですね。
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自分で塗るときの注意点
漆喰を外壁に使った場合、天候の影響を受ける可能性があり、ひび割れることもあります。
また、手間と時間がかかるため最初に多少コストがかかってしまいます。
どの建築素材にもそれぞれ特徴に違いがあると思うので、ご希望に合った建築素材を選んでくださいね。
ひとみん(サービス裏方 がんばってます♪)
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