
最近の住宅に必須の場所
それが ウォークインクローゼット です!!
歩いて入れるクローゼット
ウォークインクローゼット、略語記載はWIC
うーん、なんか魅力的な言葉ですよね♪
もちろん、我が家にもウォークインクローゼットがあります!
皆さんはウォークインクローゼットにどのくらいのスペースを使っていますでしょうか?
様々な家の図面を見ていると、2~4帖のウォークインクローゼットを設置している方が多いように思います。
特に3帖が多いような気もします。
ちなみに我が家も3帖です。
さて、このウォークインクローゼット
本当に必要なのでしょうか?
もとい、本当にウォークインである必要があるのでしょうか?
今回は、そんなテーマでお話させていただきます。
目次
ウォークインクローゼット 7つの事例
わかりやすくするため、
寝室 6帖の部屋に、WIC 3帖が隣接している
ケースで考えます。
壁面を有効活用するため、WICへの入口ドアは壁際とします。
【例1】直線型のハンガーパイプ
すると、ハンガーパイプ&棚は奥の面に設置されます。
物を置いたり取ったりする場合は、ウォークイン部分こと、人が動けるスペースが必要です。
そのため、下図の部分が「無駄」なスペースとなってしまうのです。
これはもったいない!
【例2】L字型のハンガーパイプ
では、横の面にも、ハンガーパイプ&棚を設置してみましょう。
ハンガーパイプ部分が延びますので、収納力もアップです!
しかしながら、ハンガーパイプ部分の重なる部分は使いにくく、結局は無駄なスペースになってしまいます。
結果として、洋服は少し吊るスペースが増えますが、無駄なスペースはあまり変わらないということになります。
【例3】コの字型のハンガーパイプ
では、WICへの入口を中央にして見ましょう!
ハンガースペース&棚スペースが増え、ウォークインの無駄スペースは、かなり小さくなりましたね。
でも、ハンガーパイプ部分の重なる部分は使いにくく、結局は無駄なスペースになってしまうことに変わりはありません。
季節の服の入れ替えと考えれば、この無駄な部分も活用できるかもしれません。
【例4】二の字型ハンガーパイプ
今回の部屋の間取りではできないのですが、WIC 3帖の場合は、個人的には、縦に活用することをお奨めします。
この配置でしたら、無駄となるスペースが最小限に抑えられます。
両側にハンガーパイプが並びますので、服も探しやすくなります。
このように見てみると、
「ん?ウォークイン部分って、ただの無駄スペースなの???」
と思うこともあるのですよね。
収納容量という視点だけで考えると、かなり無駄スペースともいえます。
効率的な収納容量という視点だけで考えた場合、ウォークインクローゼットより、クローゼットの方がお奨めです!
【例5】一面クローゼット その1
1面をすべてクローゼットにしてしまえば、【例1】と同じ収納容量で1.5帖(0.75坪)のスペースを節約できます。
坪単価50万円としても、37.5万円が節約できちゃいます!
【例6】一面クローゼット その2
寝室が8帖の場合は更にわかりやすいです。
同じく1面をクローゼットにしてしまえば、【例3】と同じ収納容量で1帖(0.5坪)のスペースを節約できます。
しかも、見やすく、取り出しやすいのもメリットです。
坪単価50万円としても、25万円が節約できちゃいます!
友人の自宅のWICがものすごく使いやすそうだったのでご紹介させていただきます。
【例7】もはや衣装ルーム
広さはなんと10帖!!
もはや、普通の部屋より広いです!
WICの中を2分割し、夫婦で別々の収納エリアとして使われています。
うーん、これは収納容量たっぷりで、とっても使いやすい!
広いって、すごいことですよね。
坪単価50万円としても、WICだけで250万円です。おぉ!!
家を建ててから困ることの ベスト1かベスト2に入るのは、必ず「収納スペース不足」です!!
予算と相談しながら、なるべく収納スペースは多く作っておくことをお奨めします!
WICをクローゼットに変えるだけで、部屋が広くなったり、収納スペースを増やしたりすることができますよ。
とはいうものの、ウォークインクローゼット、WICって響きもスペースも魅力的なんですよね♪
あっ、最近は「ウォークスルークローゼット」も人気が出ていますので、ぜひ、調べてみてくださいね。
こちらも、また記事にします!
↓ こちらの記事もご参考ください!
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いっしー
家を建てることで、様々な家の基本知識を学ぶ。
数多くの注文住宅を内見し、住宅系の書籍は大半を読破。
宅建士まで受験。
住宅会社・設計事務所の皆さまにご教授いただきながら、家について楽しく学んでいます。
※プロの皆さま、このコラムは家の素人が、建築家の皆さまに教えていただいたり、書籍等で勉強したりした内容を記載しております。
間違いや修正事項がございましたら、ぜひ、ご指摘いただければと思います。
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