2019年10月の台風19号で浸水被害にあわれた方への情報(対応策)を掲載します。
【決壊】71河川135か所(2019年10月21日6:00時点)
【国管理の河川】
▽吉田川の宮城県大郷町付近
▽久慈川の茨城県常陸大宮市の富岡と塩原の合わせて2か所
▽那珂川の茨城県常陸大宮市の野口と下伊勢畑の合わせて2か所
▽都幾川の埼玉県東松山市正代
▽越辺川の埼玉県坂戸市平塚
▽九十九川の埼玉県東松山市正代
▽千曲川で長野市穂保
【栃木県管理の河川】
▽秋山川の栃木県佐野市赤坂町
▽黒川の栃木県壬生町上稲葉
▽荒井川の栃木県鹿沼市野尻
▽三杉川の栃木県栃木市下岡
▽荒川の栃木県那須烏山市藤田
▽蛇尾川の栃木県大田原市北大和久
▽中川の栃木県矢板市
▽内川の栃木県さくら市
▽百村川の栃木県大田原市
▽志戸川の埼玉県美里町
▽都幾川の埼玉県東松山市
▽新江川の埼玉県東松山市
▽宇多川の福島県相馬市
▽渋井川の宮城県大崎市
▽砂押川(すなおしがわ)の宮城県利府町
【越水】16都道府県265河川(2019年10月18日15:00時点)
【国管理の河川】
▽阿武隈川
▽広瀬川
▽都幾川
▽多摩川
▽千曲川
▽狩野川
▽大場川
▽吉田川
▽竹林川
▽烏川
▽久慈川
▽里川
▽牛渕川
▽雲出川
など合わせて24河川
【都県管理の河川】
▽宮城県で13河川
▽福島県で4河川
▽茨城県で3河川
▽群馬県で2河川
▽栃木県で24河川
▽埼玉県で34河川
▽東京で5河川
▽神奈川県で4河川
▽山梨県で5河川
▽新潟県で3河川
▽静岡県で15河川
▽長野県と三重県でいずれも2河川
▽青森県と山形県でいずれも1河川
被害にあわれた皆さまの、1日でも早い復興を願っております。
水害にあったときに 浸水被害からの生活再建の手引き
(震災がつなぐ全国ネットワーク)2021年7月Web公開版
浸水被害にあった家屋の対処について「震災がつなぐ全国ネットワーク」が作成している資料がとてもよくまとまっています。
ぜひ、ご参考いただければと思います。
(項目)
1.被害状況を写真に撮る
2.施工会社・大家・保険会社に連絡
3.罹災証明書の発行を受ける
4.ぬれてしまった家具や家電をかたづける
5.床下の掃除・泥の除去・乾燥
6.掃除をするときの服装
7.復旧のまえに確認をすること
↓↓↓(引用画像)
「浸水被害を受けた住宅の復旧における注意事項」
(北方建築総合研究所)
こちらはプロ向けの資料となります。
浸水被害にあった家屋のチェック事項、対応策についてまとめられています。
一般の方は、「対応しなかった場合にどうなってしまうのか?」ということが簡潔にまとめられていますので、ご参考ください。
(項目)
1.住宅被害の復旧の流れ
2.各部位のチェック項目
(1)床下
(2)床
(3)壁
被災者生活再建支援法(平成10年5月22日法律第66号)
自然災害の被災者への支援を目的とする法律
床上1メートル以上の浸水(大規模半壊)の場合、被災者生活再建支援法により、被災世帯に金銭的支援を行う制度です。
1.制度の趣旨
自然災害によりその生活基盤に著しい被害を受けた者に対し、
都道府県が相互扶助の観点から拠出した基金を活用して
被災者生活再建支援金を支給することにより、
その生活の再建を支援し、
もって住民の生活の安定と被災地の速やかな復興に資することを目的とする。
2.制度の対象となる自然災害
10世帯以上の住宅全壊被害が発生した市町村等
3.制度の対象となる被災世帯
上記の自然災害により
① 住宅が「全壊」した世帯
② 住宅が半壊、又は住宅の敷地に被害が生じ、その住宅をやむを得ず解体した世帯
③ 災害による危険な状態が継続し、住宅に居住不能な状態が長期間継続している世帯
④ 住宅が半壊し、大規模な補修を行わなければ居住することが困難な世帯(大規模半壊世帯)
4.支援金の支給額
支給額は、以下の2つの支援金の合計額となる
(※ 世帯人数が1人の場合は、各該当欄の金額の3/4の額)
① 住宅の被害程度に応じて支給する支援金(基礎支援金)
全壊 100万円
解体 100万円
長期避難 100万円
大規模半壊 50万円
② 住宅の再建方法に応じて支給する支援金(加算支援金)
建設・購入 200万円
補修 100万円
賃貸(公営住宅以外) 50万円
(画像引用)
5.支援金の支給申請
(申請窓口)
市町村
(申請時の添付書面)
①基礎支援金: 罹災証明書、住民票 等
②加算支援金: 契約書(住宅の購入、賃借等) 等
(申請期間)
①基礎支援金: 災害発生日から13月以内
②加算支援金: 災害発生日から37月以内
※台風19号の被害に関しては、9割超が支援法の支給対象外と言われています。
水災は、保険に入れていないと支払われません。
地震や津波等の災害が多発したため、現在、火災保険は10年、地震保険は5年でしか加入ができません。
火災保険を安くするため、水災オプションを外される方もおられますが、10年で5万円前後の違いですので、やはり水災オプションはつけておかれることをお奨めします。
ただ、浸水被害は「床上浸水(地上から45cm以上)」でしか保険が支払われません。
台風19号では、多くの床上浸水が発生しました。
被災者生活再建支援法では、「床上1m以上」でなければ支援が受けられません。
火災保険の水災オプションで、少しでも経済的負担が軽くなることを願っております。
建築中の家が火災!その費用は誰が負担するの?
Q. 地震や洪水などの自然災害の場合は、どうなる?
施工会社が建築中の建物に掛ける「建設工事保険」
地震や津波、洪水などの自然災害に対して、補償対象ではないことが一般的だそうです。
まずは、契約書(定款)にてどのように契約を結んでいるのか?を確認することが大切です。
「大雨で浸かった車、水が引いても使用しないで」
感電事故など発生の恐れ、国交省が注意喚起
住宅が浸水被害にあう場合、車も浸水被害にあってしまいます。
その際の注意喚起が、国土交通省から出ています。
こちらも、ぜひ、目を通していただければと思います。
ハイブリッド車が増えてきておりますので、なお一層、注意が必要ですね。
↓↓↓(以下、引用)
水に浸った車両は、外観上問題がなさそうな状態でも、感電事故や、電気系統のショート等による車両火災が発生するおそれがありますので、以下のように対処して下さい。
1.自分でエンジンをかけない。
2.使用したい場合には、お買い求めの販売店もしくは、最寄りの整備工場にご相談下さい。特に、ハイブリッ
ド車(HV)や電気自動車(EV)は、高電圧のバッテリーを搭載していますので、むやみに触らないで下さい。
3.なお、使用するまでの間、発火するおそれがありますので、バッテリーのマイナス側のターミナルを外して
下さい。
豪雨被災地の感染症対策で注意したい5つのこと。そして、ボランティアに心がけていただきたいこと
(高山義浩 沖縄県立中部病院感染症内科・地域ケア科医長 日本医師会総合政策研究機構非常勤研究員)
災害ボランティアスタッフとして活動される方への情報も掲載しておきます。
こちらは、感染症対策のための情報です。
サポートをしにいって、自らが感染源とならないためにはどうすれば良いのか?
自らが感染症にかからないためにどのようにすれば良いのか?
という点がまとめられています。
(項目)
1つめ。安全な水を飲用してください。
2つめ。適切な数のトイレを確保し、そこでのルールを守ってください。
3つめ。発熱、咳、嘔吐や下痢といった症状があるときは、早めに医師に相談してください。
4つめ。高齢者の視点で避難生活の環境を整備しましょう。
5つめ。傷口から感染する破傷風に注意しましょう。
災害ボランティアにいって、自らがケガ等をして二次災害になってしまうこともあります。
万一の際のケガに備えて、「ボランティア活動保険」という仕組みがあります。
保険に加入するためには、社会福祉協議会への登録が必要です。
↓↓↓(以下、引用)
対象となるボランティア活動
日本国内における「自発的な意思により他人や社会に貢献する無償のボランティア活動」で、
次のいずれかに該当する活動とします。
・グループの会則に則り、立案された活動であること。
(グループが社会福祉協議会に登録されていることが必要です。)
・社会福祉協議会に届け出た活動であること。
・社会福祉協議会に委嘱された活動であること。
以上、ご参考くださいませ。
追加情報がありましたら、随時、掲載を行っていきます。
良い情報がございましたら、ご連絡くださいませ。
https://ws.formzu.net/fgen/S2562017/
【防災セット】を掲載しておきます!
いざという時必要ですが、準備しよう、準備しようと思いながら、なかなか準備できないものです。
お奨めのものを掲載しておきますので、ご参考ください。
バラバラに買った方がお得なように思いますが、やってみましたが、結構大変で、コストも余計にかかってしまいました。
防災セットをベースに、不足しているものを追加していく方が、より便利なセットができますよ!
横になれる、マットがついてるのは良いですね。
防災頭巾は、非常時にかなり役立ちます。
Relieved Life 防災グッズ 防災セット 2人用 82アイテム リュック2セット 【現役消防士協力!生き残るガイドブック同封】非常用持ち出し袋 水に強い大型リュック 撥水機能 iPhone対応急速充電器付き (オレンジ/オレンジ)
私個人としては、防災セットは「2セット」持つべきだと思っています。
1つは家に、1つは会社や車に。
(1つは2階に、1つは玄関付近に、というのも良い方法です。)
いざという時に「防災セットを取りにいけない」というリスクを回避するには、2セットが必要だなと思います。
私は2セット準備しています。
住宅会社・設計事務所の皆さま、「HOUSEリサーチ」のご掲載をお待ちしています!