月々5万円台で家が買える!
ローコスト住宅で、最近、こういったアピールが増えてきたように思います。
「家賃を払うぐらいなら家を建てよう!」
という考え方ですね♪
しかし、私の足りない頭で計算すると、???ということも多いので、
実際に、ローコスト住宅のメーカーさんに行って、お話を聞いてきました!
私: この支払額で、本当に家が建つのでしょうか?
担当者さん: はい、建ちますよ。
私: 実際のお客様の年齢層は?
担当者さん: 20代後半~30代前半あたりでしょうか。
私: 皆さん、頭金ってどのくらい準備されているのでしょうか?
担当者さん: 0円の方がほとんどです。
私: えっっっ? そうなのですね・・・(汗)
私: 土地を購入した後のつなぎ融資の利息等はどうするのでしょうか?
担当者さん: それも計画に入れて借入を行います。
私: 実際の借入額は皆さん、どれくらいでしょうか。
担当者さん: 地元ではだいたい2,700万円ぐらいですね。
私:おぉ!2,700万円あれば家を建てられるのですね。
私: だいたい、どれくらいの土地に、どれくらいの家を建てるのがモデルでしょうか?
担当者さん: 地元では35坪の土地に、30坪の延床面積の建物ですね。(坪30万円台の土地)
私: いろいろ自由度はあるのでしょうか?
担当者さん: 自由設計のものは別商品となるのですが、一定の範囲内でしたら大丈夫。それ以上だとやはり都度、料金が上がっていきます。
私: 月々5万円台というのは、家土地に関するものだけでしょうか?固定資産税やメンテナンス費用等は?
担当者さん: はい。家が建つことに関する費用です。固定資産税やメンテナンス費用は入れていません。また、カーテンや照明器具等も入っていません。
(このローコストハウスメーカーのケース)
お話を聞かせていただき、ありがとうございました!
モデルハウスの見学もさせていただきましたが、とてもしっかりしていますね♪
ということで、帰ってちょっと計算をしてみました。
【必要な金額】
土地 坪33万円×35坪=1050万円
不動産仲介手数料 40.5万円(税込)
家 30坪で1450万円
その他諸費用 200万円(つなぎ融資の利息を含む)
合計 2,700万円(約)
※家にかかるすべての費用はこちらをご覧ください。
それでは借入について、計算して見ましょう。
(頭金をゼロとします。)
計算はこちらのサービスを利用しました。
借入金額 2,700万円
利息 元利均等 1.2%(ずっと続くとする)
借入期間 35年
↓↓↓
毎月返済額 78,759円
(元金51,759円~78,741円、徐々に増えます。)
(35年の利息合計は6,078,840円)
あれあれ???
月々5万円台ってなんなのでしょう???
それでは、
同じ金利 1.2%
借入金額 2,500万円
で再計算してみると、
↓↓↓
毎月返済額 72,925円
(元金47,925円~72,895円、徐々に増えます。)
(35年の利息合計は5,628,542円)
あれあれ???
それでは、
金利を 1.0%
借入金額 2,700万円
で再計算してみると、
↓↓↓
毎月返済額 70,571円
(元金53,717円~75,971円、徐々に増えます。)
(35年の利息合計は5,010,957円)
あれあれ???
えーい!それでは、
同じ金利 0.8%
借入金額 2,500万円
で再計算してみると、
↓↓↓
毎月返済額 68,265円
(元金51,599円~68,087円、徐々に増えます。)
(35年の利息合計は3,671,167円)
うーむ。まだ、難しそうです。
ということで、現実的なお話で考えると、
金利を1.2%で35年固定で借りた場合、
返済額が5万円台となるためには、
借入金額は2,000万円となります!
↓↓↓
このとき、
毎月返済額 58,340円
(元金38,340円~58,248円、徐々に増えます。)
(35年の利息合計は4,502,766円)
頭金700万円を目標にする必要があります!
もちろん、ご両親から土地の提供がある場合は、かなり楽になりますよね。
建物から逆算して、土地の値段を決めることも、コストを抑えるためには必要なのかもしれません。
35年の利息固定の住宅ローンを探すのは、なかなか大変ですが、
フラット35の場合、こちらに最新金利が出ています。
※文字化けしていますが、「最新の金利情報:長期固定住宅ローン【フラット35】」という、住宅金融支援機構の公式ページにリンクされます。
最近、金利が上がってきていますので、頭金がない場合は、この計算では難しくなります。
ちなみに、2018年8月現在の、融資率9割超の場合の利息は年1.780%。
(頭金10%以上の場合の利息は年1.340%)
ちなみに、2022年9月現在の、融資率9割超の場合の利息は年1.780%。
(頭金10%以上の場合の利息は年1.520%)
この場合は、月々5万円台の返済にするためには、借入金額は1,800万円が限度となります。
もちろん、金利は大きな問題となりますので、しっかりと調べましょう!
最初の3年間固定金利場合、その後に金利が高くなることが多いですので、しっかり計算が必要です。
もちろん、今回は土地が1坪33万円と、ちょっと高いエリアですので、皆さまのエリアできちんと計算してみてくださいね。
↓↓↓
【追記です】
5万円台の計算がわかりました!!
太陽光発電の売電収入や電気代削減分を、計算に入れているようです。
例えば、月々のローンが73,000円でも、毎月の売電が15,000円あれば、差し引き58,000円になりますよね。
これが、実質的に、5万円台で買える!
という仕組みです。
ただし、10kW未満の家庭用の場合、固定価格買取り期間は10年間ですので、11年目からのシミュレーションをしっかりしておきましょうね。
太陽光発電についてはこちらもご覧くださいね!
太陽光発電ってお得なの?私もわからなかったので勉強してみました!
住宅ローン以外にも、家を建てた後にはいろいろなお金が必要です。
こちらのコラムもぜひ、ご覧くださいね。
30年間で800万円?!10年後、20年後のメンテナンス費用を無理せず貯める方法を大公開!
いっしー(家の素人 勉強中)
家を建ててようやく家の基本中の基本を知る。
建築家の皆さまにご教授いただきながら、家について楽しく学んでいます。
※プロの皆さま、このコラムは家の素人が、建築家の皆さまに教えていただいたり、書籍等で勉強したりした内容を記載しております。
間違いや修正事項がございましたら、ぜひ、ご指摘いただければと思います。
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