家を建てたい人のための情報マガジン

シンボルツリーを植えよう!「常緑樹」と「落葉樹」についてもまとめています。

家を建てた際には、エクステリアとして素敵な「シンボルツリー」を植えたいですよね♪

その名のとおり、家の「シンボル」となってきます。

 

(モダンリビングのそよ風を暮らしに感じる家づくり|HOUSEリサーチ)

(上吾川の家|HOUSEリサーチ)

この「シンボルツリー」、実はこのように呼ばれ始めて、まだそれほどの時間が経っていないのですよね。

少し古い家を見るとよくわかるのですが、家の庭には様々な木々が植えられております。

好まれる木々も、種類が変わってきていますよね。

家の外観の変化と共に、木々も時代の流れを感じます。

 

さて、「シンボルツリー」を考える際に、まず最初に決めなければならないこと。

それは、

「常緑樹」を植えるのか?
「落葉樹」を植えるのか?

ということです。

 

「常緑樹」とは、

四季を通じて、いつも緑葉を保っている樹木のことです。
とはいうものの、葉が枯れないということではなく、次々と新しい葉がつくられていくので、見た目にはいつも緑という状態です。
いつも葉が青々としているため目隠しの役割にもなりますし、なにより落葉の掃除が楽チンというのが大きなメリットですね。

常緑ヤマボウシ、シマトネリコ、ソヨゴ、ヤマモモ、オリーブ、モッコク、シラカシ、キンモクセイ、アセビ、クチナシ、コウヤマキ、ナンテン、等

 

「落葉樹」とは、

秋から冬にかけて一斉に葉を落とし、春になると新しい葉が出てくる樹木のことです。
春には若い緑、夏には濃い緑、秋には紅葉と、季節感を楽しめるのが大きなメリットですね。
逆に、落葉の掃除はたいへんというデメリットもあります。

ナナカマド、ヤマモミジ、ヤマボウシ、ハナミズキ、サルスベリ、コブシ、ヤマモミジ、イロハモミジ、ジューンベリー、ヒメシャラ、エゴノキ、アオダモ、ハイノキ、フェイジョア、カツラ、ウメ、等

 

某サイトで読んだ文言で心に残っている言葉

シンボルツリーとは、

「これからあなたの家族になる樹木のこと」

あぁ、なんか、家族と共に成長していくのだなぁ・・・と心が温かくなってきます。

 

皆さんは、どの樹木を植えたいですか?
皆さんは、どの樹木を植えられましたか?

「シンボルツリー」と共に、家庭が育っていきますね♪

(パティーナハウス|HOUSEリサーチ)

(赤ちゃんが舐めても安心な素材に囲まれた家|HOUSEリサーチ)

 

「シンボルツリー」の高さやメンテナンスについては、エクステリア担当の方とじっくり相談しましょう!

・成長の早い木はあっという間に大きくなって、手入れが大変だったり、

・家の基礎部分の高さを考えていないと、部屋から見たときに小さすぎたり、

・建物の外観とのバランス、外構のデザインとのバランスも大切だったり、

いろいろと悩むことがありますよ。

特に、植えた後のメンテナンス、すなわち「家族の面倒」はあなたの役割ですので、その点もしっかりと話し合ってくださいね。

 

(わが家はリゾート。空と緑に囲まれたSPANISH STYLEの家|HOUSEリサーチ)

(フィンランドログハウス 内高台からの眺望にこだわる|HOUSEリサーチ)

 

いろいろ住宅会社の見学に行った中で、樹木について面白い提案を聞きました。

それが、積水ハウスさんの

「5本の樹」計画


 www.sekisuihouse.com 
「5本の樹」計画 | 戸建住宅 | 積水ハウス
https://www.sekisuihouse.com/exterior/bio/
「わが家の庭に鳥や蝶を招いてみませんか」環境と共に生きる暮らしを庭造りからはじめるため庭造り「5本の樹」を提案しています。

 

「5本の樹」計画とは、

・豊かな生態系を育んできた“里山”を手本に、日本を5つの気候区分に分け気候風土に適した自生種・在来種を中心とした庭づくり
・鳥や蝶などが樹木の実や花蜜、そこに集まる虫の小さな生態系に着目
 我が家の庭で人と生き物がともに生きる豊かな暮らしを提案
・スローガンは「3本は鳥のために、2本は蝶のために、地域に合わせた日本の在来樹種を」
・「5本の樹」の庭を増やすことで、まちと森・里山を結ぶ「生態系ネットワーク」の形成を推進

という計画です。

 

「3本は鳥のために、2本は蝶のために、地域に合わせた日本の在来樹種を」

というのが、よくわかるスローガンですね。

 

地域の気候に合わせて樹種をセレクトすることが大切とのことです。
(以下、ホームページより抜粋)

●おもに北海道地域のセレクト
鳥のために:オオヤマザクラ、イチイ、マユミなど
蝶のために:シラカバ、タニウツギなど

●東北・中部山間部などのセレクト
鳥のために:ナナカマド、イチイ、ガマズミなど
蝶のために:コナラ、ヤマハギなど

●本州・四国・九州の内陸・山間部などのセレクト
鳥のために:ヤマザクラ、ソヨゴ、ニシキギなど
蝶のために:ヤマハギ、リョウブなど

●本州・四国・九州の沿岸部などのセレクト
鳥のために:ヤマザクラ、コブシ、ヒサカキなど
蝶のために:クヌギ、イロハモミジなど

●四国・九州の南沿岸部などのセレクト
鳥のために:ヤマモモ、ユズリハ、トベラなど
蝶のために:シロダモ、サンショウなど

 

日本の在来樹種のため、なかなか渋めではありますが、生態系には良さそうですね。

 

「5本の樹」計画では、

予め選ばれた在来樹種20本の中から、5本をチョイスすることができるそうです。

5本で5万円なのだとか!

在来樹種ファンには、素晴らしい企画ですね!

 

 

「シンボルツリー」を考え始めると、植木市なんかも、めちゃくちゃ楽しくなります!!

皆さんも「シンボルツリー」と共に、楽しい暮らしをつくってくださいね。

 

HOUSEリサーチ運営事業部
いっしー
家を建てることで、様々な家の基本知識を学ぶ。
数多くの注文住宅を内見し、住宅系の書籍は大半を読破。
宅建士まで受験。
住宅会社・設計事務所の皆さまにご教授いただきながら、家について楽しく学んでいます。

 

HOUSEリサーチ 新築住宅情報センター
※プロの皆さま、このコラムは家の素人が、建築家の皆さまに教えていただいたり、書籍等で勉強したりした内容を記載しております。
間違いや修正事項がございましたら、ぜひ、ご指摘いただければと思います。

 

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