家を建てたい人のための情報マガジン

暑いです。半端ないです・・・。

今日は、我が家の冷房について考えてみたいと思います。

今年、住み始めたので、初めての夏を迎えます。

 

・高気密高断熱

・第1種換気(夏80%冬90%の熱交換あり)による24時間換気

・Low-Eトリプルガラス(クリプトンガス重点)両面樹脂サッシ

 

という、住宅性能としては良いものとなっております。

・・・なのですが、

これはこれで、ちゃんと考えないといけないな・・・と感じています。

 

高気密高断熱の家は、わかりやすく言えば、家全体が魔法瓶のようなものです。

すなわち、涼しくしておくとずっと涼しく、暖かくしておくとずっと暖かい、という感じでしょうか。

また、

24時間換気は、1時間に0.5回転、2時間で1回転

するようになっています。

高気密高断熱、24時間換気(2時間で1回転)というのは、今の家では基本ですので、まぁ、特別なことではありません。

 

換気については大きく分けると3種類。

第1種換気・・・給気も排気も機械換気にて行います。
(熱交換式を併用すると、空気の温度が変化しにくくなります。)

第2種換気・・・給気は機械換気、排気は自然換気で行います。
(住宅ではほとんど使われません。)

第3種換気・・・給気は自然換気、排気は機械換気で行います。
(いわゆる、普通の換気扇です。)

どうすれば快適?空調問題をマニアックに考えてみました。空調って難しい!!

 

第2種・第3種は、外の空気が「そのまま」入ってくるため、暑い日は暑い空気が、寒い日は寒い空気が入ってくるようになっています。

そのため、換気により、夏は暑く、冬は寒くなりますので、エアコン効率は下がるという理論になります。

第1種&熱交換の場合、排気の熱と、給気の熱を交換しますので、元の温度に近い状態で給排気が行われるため、エアコン効率は高まるという理論

になります。

 

そんなこんなで、我が家は理論上は快適になるはずなのですが、現実的には、暑かったり、寒かったりするわけなのですね。
やはり、何らかの対策といいますか、この家で「快適に過ごすための適切な使用方法」を研究しなければなりません。

 

さて、ここで考えなければならないのは、

エアコンは「必要な部屋」のみ行うのが良いのか?

それとも「全室」行うのが良いのか?

夏は風通しを良くするため、窓を開けるのが良いのか?

という点になります。

 

これまでの家では、夏は窓を開けて風通しをよくする事で、エアコン使用を最小限にして乗り切ってきました。
ただ、この方法は、

 

高気密高断熱で24時間換気ということですので、

理論上は、1室のエアコンをかけておけば、全室にエアコンが効くはずです。

ということでやってみました!

 

実験0)
エアコンは使用せず。
1階の窓は閉める。
2階の窓は開けておく。

結果0)
1階は蒸し風呂。
2階も暑い状態。

 

これは夜、寝るときの対応でしたが、暑くて寝苦しい状態でした。
この結果をベースに考えてみます。

 

実験1)
1階のLDKのエアコン(20帖用)をずっとドライにしておく!
LDKの部屋のエアコン効果を高めるため、各部屋のドアは閉めておく。

結果1)
1階のLDKは快適ですが、他の部屋の戸を閉めておくと、その部屋の中は蒸し暑い状態。
うーん、24時間換気はどうした???
2階は蒸し風呂に近い暑さ。やはり熱は上に上りますね。
また、エアコンを切ると、各部屋の熱気がLDKに換気されてやってきます。
こんなところでは24時間換気は威力発揮です!

 

実験2)
2階の1室のエアコン(6~8帖用)をずっとドライにしておく。
各部屋のドアは開けておく。

結果2)
1階はかなり暑い状態。
2階は暑くはないが、涼しくはない状態。
1階に冷気が降りていると思うのだが、かなりパワー不足の感じがする。

 

実験3)
1階のLDKのエアコン(20帖用)をずっとドライにしておく!
2階の1室のエアコン(6~8帖用)をずっとドライにしておく。

結果3)
1階も2階も快適!!
夕方帰ってきたときも、夜間も大丈夫です!

 

ということで結論!

・1階のエアコンはつけっ放しに!

・2階は1室だけエアコンをつけっ放しに!

・各部屋のドアはすべてオープン!
(閉めた部屋は熱気がこもったまま)

・とにかくすべての部屋を冷やした状態を保つ!

 

これで快適に過ごせそうです!

 

先日、熱のプロにお話を聞いたところ、

「エアコンはつけっ放しが一番効率が良い!」

とのことでした。

暑い空気を冷やすより、冷えた空気を維持する方が、地球に優しいようです。

 

ちなみに、我が家では採用していないのですが、湿度調整を考えると、ダイキンのうるるとさららのエアコン湿度調整効果を試してみたいものです。


ダイキン 6畳用 2.2kW エアコン うるるとさらら RXシリーズ うるさら7 2018年モデル S22VTRXS-W-SET ホワイト F22VTRXS-W + R22VRXS

 

ということで、アディオス!!

 

【追伸】

床冷房、すごいらしいです。

→ デシカント空調(換気)ってご存知でしょうか?

 

→ 夏の西窓にシェードを付ける!エアコン効率が大幅にアップします!

 

HOUSEリサーチ運営事業部
いっしー
家を建てることで、様々な家の基本知識を学ぶ。
数多くの注文住宅を内見し、住宅系の書籍は大半を読破。
宅建士まで受験。
住宅会社・設計事務所の皆さまにご教授いただきながら、家について楽しく学んでいます。

 

HOUSEリサーチ 新築住宅情報センター
※プロの皆さま、このコラムは家の素人が、建築家の皆さまに教えていただいたり、書籍等で勉強したりした内容を記載しております。
間違いや修正事項がございましたら、ぜひ、ご指摘いただければと思います。

 

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