「外構」
家を建てるまで、一般の方には馴染みが薄い単語です。
(わが家はリゾート。空と緑に囲まれたSPANISH STYLEの家)
wikipediaによりますと、
外構(がいこう)とは、居住、生活する建物の外にある構造物全体を指す言葉である。
それには門、車庫、カーポート、土間、アプローチ、塀、柵、垣根、などの構造物、それに庭木、物置も含まれる。
となっています。
あぁ、エクステリアのことね!という方。
同じく、wikipediaによりますと、
外構をエクステリア(Exterior)と呼ぶ場合もあるが、エクステリアの場合は建築を取り巻く構造物という意味より、建物を取り巻く空間、あるいは環境と位置づけされ、そこにはインテリアのように装飾性、機能性、娯楽性が大きく含まれる。
一般にインテリア(内装)の対義語として用いられることがあるが、特性に鑑みるならば根は同じで、それが内部か外部かという違いだけである。
となっています。
まぁ、私的には、外構でもエクステリアでも、どっちでも良いとは思うのですが(笑)
家を建てるときに、家のデザインはお気に入りのものとなるように考えますが、もちろん、外構もお気に入りとなるように考えていかなければなりません。
こちらにも書いておりますが、
外構の料金は、家(建物)の料金と全く別のものとなります。
庭が小さくて駐車場1.5台+カーポートぐらいで100万円~、少し庭が広くなると200~400万円ぐらいの予算は別で検討しておくことが重要です。
実は、この外構によって、家の雰囲気って、大きく変わってくるのですよね!
デザインセンスによって、満足度が違ってきます。
とはいっても、どこに依頼すれば良いの?
ということは、後になって思うことなのです。
家を建てる時は「どこに建ててもらうのか?」で頭がいっぱいになるからです。
家を建てる検討をしている時に、「○○で外構をしてもらいたい!」という方に、あまり出会ったことがありません。
大きく分けますと、外構を検討する際には、
A.家を建ててくださる会社(ハウスメーカー、工務店、設計事務所)に一任する。
B.外構だけ、自分で探して、別の会社に依頼する。
という2つの方法に分かれます。
A.家を建ててくださる会社(ハウスメーカー、工務店、設計事務所)に一任する。
【メリット】
・建物の検討過程において、一緒に提案・検討してくれるので楽チンですし、一体感が生まれやすいです。
・外構の料金も、家の見積もりと一緒に出ますので、総額がわかりやすいです。
・建物と平行して工事が進むので、建物の引渡しの際に、外構工事も終わっています。(これはありがたいです!)
・外構工事に対しても保証がある場合もあります。
【デメリット】
・とはいっても外部委託となるため、手数料(紹介料)が上乗せされることが多く、割高になる傾向があります。
・きれいで無難なデザインとはなりますが、個性が出しにくい場合もあります。
B.外構だけ、自分で探して、別の会社に依頼する。
【メリット】
・自分の好きなデザインを打ち合わせすることができ、個性が出せます。
・外構の料金を、安く抑えることができます。(3割程度?)
【デメリット】
・自分で探して、自分で打ち合わせをしていかなければなりません。(日程調整を含めて)
・建物とは別のお金となってきますので、住宅ローンとは別に予算を組む必要があります。
・一般的には「建物の引渡しの後」に外構工事が始まりますので、工事期間中は生活が不便です。(1週間~2週間)
・外構工事のための工事車両の駐車場問題が発生します。
・何か問題が発生した場合は、自分で対応しなければなりません。
もう、面倒なのでお任せ!という方はA方式
自分で詰めていく過程を楽しみたい!という方はB方式
がお奨めです。
ちなみに、私はB方式で行いました。
もともと、気に入ったエクステリアの会社があったため、最初から決めておりました。
建物と別なので、打ち合わせは余計に日程が必要ですし、デザインや見積もりはなかなか確定しませんし、建物の引渡し後の工事で不便ではありましたが、デザイン・料金ともにとても満足できる外構となりました。
私的にはB方式で良かったです!
エクステリア会社がわからない!という方
エクステリア会社がわからない!という方は、最近は、google先生がすぐに探してくれますので、気になった複数社を訪問して、提案と見積りをいただくのが良いかと思います。
だいたい、エクステリア会社毎に「世界観」がありますので、気になるところは自ずと決まってくるのではないかと思います。
・図面
・やりたいこと(イメージ写真等、できればその会社のホームページの中から)
を持って行って、相談してくださいね。
(ダイナミックかつコンパクトな設計でコストを抑え、家族が毎日心地よく暮らせる家)
工事金額は、基本的には外構工事の面積に比例しますが、凝れば凝るほどアップしていきますので、予算とのバランスを大切にして、しっかりと話し合ってくださいね。
木・植物に関しても、得意・不得意がありますので、こちらもこだわる方は、しっかりと話し合って得意なところを選んでくださいね。
共に時間を重ねていく「シンボルツリー」は超重要ですよ!
こちらの記事もご参考ください!
いっしー
家を建てることで、様々な家の基本知識を学ぶ。
数多くの注文住宅を内見し、住宅系の書籍は大半を読破。
宅建士まで受験。
住宅会社・設計事務所の皆さまにご教授いただきながら、家について楽しく学んでいます。
※プロの皆さま、このコラムは家の素人が、建築家の皆さまに教えていただいたり、書籍等で勉強したりした内容を記載しております。
間違いや修正事項がございましたら、ぜひ、ご指摘いただければと思います。
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