家を建てたい人のための情報マガジン

これから家を建てよう!と考えている皆さま!

既に家を建てて暮らされている皆さま!

あなたの家は「安全」な場所に建っていますか?

家はどこに建てるのか?がとても重要ですが、

 

土地選び、災害対策もしっかり考えよう!(地震・豪雨・台風)

 

10年に1度、100年に1度の天災リスクも考慮することも大切です!

でも、どうやって調べたら良いのでしょう?

実は、国土交通省がきちんと調査し、日本国民の誰もが簡単に調べられるツールを提供してくれています。

 

国土交通省「重ねるハザードマップ」

それが、国土交通省が提供する「重ねるハザードマップ」です。

国土交通省「重ねるハザードマップ」

これが本当に凄い!

今回のコラムでは「重ねるハザードマップ」の使い方を解説してきます。

 

まずは「重ねるハザードマップ」にアクセスして、あなたの家の周辺の地図を出しましょう。

google mapと同じ要領で、マウス操作で簡単に好きな場所の地図を表示させることができます。

検索窓に住所を入れても、簡単に地図が表示されます。

 

1.洪水のリスクを知りたい

「洪水」のアイコンを押すと、洪水リスクについてMAP上に表示されます。

・洪水
・洪水浸水想定区域(想定最大規模)
・洪水浸水想定区域(計画規模(現在の凡例))
・洪水浸水想定区域(計画規模(旧凡例))
・浸水継続時間(想定最大規模)
・家屋倒壊等氾濫想定区域(氾濫流)
・家屋倒壊等氾濫想定区域(河岸侵食)
・ため池決壊による浸水想定区域

について表示させることが可能です。

希望する項目をクリックすると、左側に【表示】マークがつき、表示されます。

「解説凡例」をクリックすると、詳細な説明をご覧いただけます。

同時にマップへの透過性の調整も行うことができます。

 

2.土砂災害リスクを知りたい

「土砂災害」のアイコンを押すと、土砂災害リスクについてMAP上に表示されます。

・崖崩れ、土石流及び地滑り
・急傾斜地の崩壊(黄は警戒区域、赤は特別警戒区域)
・土石流(黄は警戒区域、赤は特別警戒区域)
・地すべり(黄は警戒区域、赤は特別警戒区域)
・土石流危険渓流
・急傾斜地崩壊危険箇所
・地すべり危険箇所
・雪崩危険箇所

について表示させることが可能です。

希望する項目をクリックすると、左側に【表示】マークがつき、表示されます。
「解説凡例」をクリックすると、詳細な説明をご覧いただけます。
同時にマップへの透過性の調整も行うことができます。

 

3.高潮リスクを知りたい

「高潮」のアイコンを押すと、土砂災害リスクについてMAP上に表示されます。

・高潮
・高潮浸水想定区域(想定最大規模)

について表示させることが可能です。

希望する項目をクリックすると、左側に【表示】マークがつき、表示されます。
「解説凡例」をクリックすると、詳細な説明をご覧いただけます。
同時にマップへの透過性の調整も行うことができます。

 

4.津波リスクを知りたい

「津波」のアイコンを押すと、土砂災害リスクについてMAP上に表示されます。

・津波
・津波浸水想定区域(想定最大規模)
・地形区分に基づく液状化の発生傾向図

について表示させることが可能です。

希望する項目をクリックすると、左側に【表示】マークがつき、表示されます。
「解説凡例」をクリックすると、詳細な説明をご覧いただけます。
同時にマップへの透過性の調整も行うことができます。

 

5.道路冠水リスクを知りたい

「道路防災情報」のアイコンを押すと、土砂災害リスクについてMAP上に表示されます。

・道路冠水想定箇所
・事前通行規制区間
・予防的通行規制区間

について表示させることが可能です。

希望する項目をクリックすると、左側に【表示】マークがつき、表示されます。
「解説凡例」をクリックすると、詳細な説明をご覧いただけます。
同時にマップへの透過性の調整も行うことができます。

 

6.大規模盛土造成地リスクを知りたい

「すべての情報から選択」を押すと「情報リスト」が表示されます。

そこから「土地の特徴・成り立ち」の中にある「大規模盛土造成地」を押します。

MAP上に大規模盛土造成地が表示されます。

大規模盛土は、山を削り、谷を埋めて作られた平地です。

現在は安全ですが、メンテナンスを行わなければ、将来的なリスクを抱えている盛土造成地もあります。

 

また、世の中には「大規模盛土造成地」として登録されていない「隠れ盛土」もあります。

過去の地図と現在の地図を比較すると「隠れ盛土」を発見できるかもしれません。

過去地図との比較は「今昔マップ」が便利です!

土地リスクがわかる!「今昔マップ on the web」あなたの地域の土地歴史を時系列で見てみよう!

 

7.過去の大規模な自然災害について知りたい

「すべての情報から選択」を押すと「情報リスト」が表示されます。

そこから「自然災害伝承碑」の中にある「自然災害伝承碑(すべて)」を押します。

MAP上に様々な石碑が表示されます。

石碑をクリックすると、過去に起こった自然災害について知ることができます。

「自然災害伝承碑」ってどんなもの?

わたしたちの先人が、自然災害に見舞われた際に、そのときの様子や教訓を石碑やモニュメントに刻み、後世の私たちに遺してくれているものです。

水害を伝える石碑があったにも関わらず、関心が薄かったこともあり、100年後の豪雨により多くの被害を出した地域もあるそうです。

国土交通省 国土地理院 自然災害伝承碑

 

 

上記外にも、様々な土地の情報を調べられる「重ねるハザードマップ」

国土交通省「重ねるハザードマップ」

これから家を建てられる方も、既に家を建てられた方も、ぜひ一度、アクセスして情報を収集してみてくださいね。

 

一緒にこちらも読んでおきましょう!

防災・減災につなげる ハザードマップの活かし方

ハザードマップの活用方法が10倍、100倍と高まります!

 

こちらのコラムもご参考ください。

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河川の状況は定点カメラでチェック!国土交通省 川の防災情報

 

HOUSEリサーチ運営事業部
いっしー
家を建てることで、様々な家の基本知識を学ぶ。
数多くの注文住宅を内見し、住宅系の書籍は大半を読破。
宅建士まで受験。
住宅会社・設計事務所の皆さまにご教授いただきながら、家について楽しく学んでいます。

 

HOUSEリサーチ 新築住宅情報センター

※プロの皆さま、このコラムは家の素人が、建築家の皆さまに教えていただいたり、書籍等で勉強したりした内容を記載しております。
間違いや修正事項がございましたら、ぜひ、ご指摘いただければと思います。

 

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