家を建てたい人のための情報マガジン

家の値段っていくらなの???

家を建てる際に、まず、最初に考えることです。

 

年収の○倍までなら借りてもOK?

月収の○%までならローンを組める?

 

ワタクシの経験では、この考え方からスタートすると、後々、しんどいのではないかなぁと思います。

 

そもそも、家の値段ってわからないですよね!

坪○万円だから、○坪の家を建てると○万円ぐらいだから・・・よし、いける!!

と思っていたら、あれやこれやと追加になって、資金計画が狂ってしまうことも。

 

そもそも、坪○万円って、ハウスメーカーや工務店毎に計算方法や含まれているものが違うので、

坪単価では比較することすらできません!

 

ワタクシの経験での、家を建てるためのお金について記載をしておきます。

 

【土地に関して】
・土地の料金(整地されている場合)
・不動産購入における仲介料(3%+6万円)
・水道負担金(家に水道を引き込むための負担金)
・私道負担金(分譲地エリアの道路の負担金)
・両隣との塀の料金(片側負担か、両側折半か)
・登記費用

【家に関して】
・基礎の料金(布基礎、ベタ基礎)
・地盤改良のための料金(地盤が悪い場合)
・「建物本体」の料金(いわゆる標準仕様、この部分のみが坪○万円ということが多いです)
・オプション料金(仕様変更、キッチン、トイレ、風呂、窓、建具、床材、壁紙、その他なんでも)
・照明器具
・カーテンレール
・カーテン
・給湯器の料金(ガス、電気)
・水道や排水を道路まで引くための料金
・下水道に接続するための料金(下水道のあるエリア)
・浄化槽の料金(下水道がないエリア)
・建築の申請のための料金
・登記費用

【外構に関して】
・床面(凝れば凝るほどです、面積にも比例)
・外壁(主に正面)
・門柱、表札、ポスト、宅配ボックス
・植物(シンボルツリーは費用もそれなりに)

【融資に関して】
・融資手数料
・つなぎ融資の間の利息(これが大きいです)
・担保のための登記費用
・利息(変動か固定かの選択は重要です)
・保証料(貸す側が損をしないための仕組みです)
・団体信用生命保険(借主が亡くなった場合の生命保険です)(利息に含まれていることもあり)
・火災保険料(火災10年、地震5年までしか入れませんので、時期が来れば再度必要です)

【その他】
・助成金を申請するための料金(なぜかお金をもらうためにお金を払います)
・引越料金
・仮住まい費用(建替えの場合)
・家電の料金(買い換えますよね)
・エアコンの料金(増えますよね)
・家具の料金(買い換えますよね)
・固定資産取得税(申請をすれば免除になることが多いです)

 

ここまでをすべて含めた合計金額で予算を組んでいくことが大切かなと思います。
おそらくこの時点で、

最初にイメージした金額と数百万円はずれている

はずです。

このずれの修正を、最初から計算に入れておくことが大切です。

 

また、毎月の返済金額についても、以下のものの考慮が必要です。

 

【毎月と未来のお金】
・元金返済額(元利金等か元金均等かで大きく変わってきます)
・利息(1,000万円の年1%で年10万円は利息です)
・保証料(元金返済、利息とは別です)
・固定資産税(毎年、それなりの額がやってきます)
・火災保険(地震は5年後、火災は10年後に再契約です)
・メンテナンス費用(壁のメンテナンスは約10年毎、白蟻駆除5~10年、雨漏り対策費用も)
・買い替え費用(エコキュート、エアコンは約10年前後)

 

と、心配しすぎてもいけないのですが、家を建てる際には、上記の内容はすべてやってきますので、すぐにわかりますよ!

 

お薦めは「総額管理」です。

最終金額が確定するのって、ほんと、家が建ち終わる前ぐらいなのですよね(汗)

最初に「総額」を決めて、各項目で上がった下がったを繰り返しながら調整していくと、気持ちが楽な気がします。

 

マイホームに向けて、しっかり計画を建てていきましょう!

 

 

家づくりのお金に関しては、まず、この本がお奨めです!

【家づくりのお金の話がぜんぶわかる本】

 

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https://houseresearch.jp/note/house/3832/
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いっしー
家を建てることで、様々な家の基本知識を学ぶ。
数多くの注文住宅を内見し、住宅系の書籍は大半を読破。
宅建士まで受験。
住宅会社・設計事務所の皆さまにご教授いただきながら、家について楽しく学んでいます。

 

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