「ヌック」
あまり聞き慣れない言葉ですよね。
ヌックとは、「小ぢんまりとした囲われた空間、居心地のいいスペース」のことを言うそうです。
みなさんは、子どもの頃に秘密基地のような場所や階段下などの狭い空間で遊んだことはありませんか?
ワクワクしながら楽しい時間を過ごしていた人も多いはず♪
そんな、居心地がいいちょっとしたスペースを、お家の中に作る方が増えてきているのだとか。
リビングダイニングに隣接してつくられたヌック
お庭を眺めながらコーヒーを楽しむことができる、あえての小さい空間が落ち着き感を醸し出しています。
海外では、ヌックを作り、子供に本を読んであげたり、ここでゆっくりティータイムを過ごしたりしているようです。
決してリビングやダイニングをかなり広く作らなくてはならないわけではありません。
リビングの壁を少しくぼませ、テーブルと椅子を置いて自分だけのくつろげる空間を作ったり、1畳ほどのスペースを書斎風にして、趣味に使う空間にしたりと様々な使い方ができるみたいです。
ただ端のほうのちょっとしたスペースに、ドアなどで仕切る必要もなく、一人用のイスを置くとか、小上がりにしたり壁紙を変えたりするだけでいいのです。
窓際につくられたヌック
こちらのように、リビングを大きめに設計して、窓際に座れるくらいのスペースを作ると、外を眺めながらゆっくり読書ができますね。
家族みんなが同じリビングにいても、テレビを見ている人、本を読む人、携帯電話を触っている人など、それぞれ別のことをしている場合、ヌックがあれば、程よい距離感で快適に過ごすことが出来るといいます。
階段下のスペースや、少し大きめに作った踊り場などでも十分なので、そこに本棚を作り、イスやクッションを置くと、それだけで自分だけの読書スペースが出来ます。
また、お子さん用には、ロフトや押し入れが活用できます。
もし、ロフトなどがない場合でも、キッズテントを置くだけでも秘密基地のような遊び場にできますね。
自分だけのリラックスできる落ち着く場所になるけれど、あまりお金もかからず増築工事も必要ないとなれば、いつでも簡単にできますので、取り入れやすいですね。
ひとみん(サービス裏方 がんばってます♪)
家についてのあれこれ、楽しく学んでいます!
※プロの皆さま、このコラムは家の素人が、建築家の皆さまに教えていただいたり、書籍等で勉強したりした内容を記載しております。
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