フローリング(flooring)
床を覆うための木質系の素材、およびそれらを用いた床のこと(Wikipedia)
今の家は、フローリングの床が主流になりましたね。
最近では、和室を作らない方も多いのだとか。
和室も魅力的ですが、畳ですら畳表がイ草でなくなってきている時代です。
琉球畳についての豆知識
さて、今回はフローリング材についてまとめてみます。
まず最初に、フローリング材の種類についてです。
・無垢板
・挽き板(挽板)
・突き板(突板)
・シート貼り床板
の4種類があります。
・無垢板
いわゆる、無垢の床ですね!
天然木を削りだして作っていますので、手触りや足ざわりがよいです。
温かみや柔らかさを感じやすいのも特徴です。
・挽き板(挽板)
合板の表面に、薄い天然木を重ねた床材です。
鋸などで挽いて切った木の板なので挽き板です。
1センチ厚以上(10mm~20mm)のものが中心となっているとのこと。(本当??)
無垢板に近い風合いが出ますが、無垢板より価格が安いです。
床暖房対応の商品も多いとのことです。
・突き板(突板)
合板の表面に、挽板よりもさらに薄く(0.2mm~0.6mm)スライスした天然木を重ねた床材です。
希少性の高い美しい木目を持つ木材が用いられることが多く、木目や表情にばらつきが少ないのが特徴です。
価格は比較的リーズナブルとのことです。
床暖房対応の商品も多いとのことです。
・シート貼り床板
木目を印刷したシートを合板の表面に使用した床材です。
表面は木ではありませんので、色あせしにくいのが特徴です。
ただし、木ではありませんので、傷がついた時に修復が難しいです。
(各板の画像はこちらのサイトからお借りしています。)
無垢板のことを、無垢フローリング(無垢材単層フローリング)
挽き板、突き板、シート貼り床板のことを、合板フローリング(複合フローリング)
とも呼びます。
メリット・デメリットはそれぞれあります。
【無垢フローリング】
メリット
高級感がある、木のぬくもりがある、調湿機能がある、耐久性が良い
デメリット
合板に比べて高い、収縮作用により隙間ができることがある、節や木目が気に入らないこともある、汚れやすい、施工に手間がかかる
【合板フローリング】
メリット
無垢に比べて安い、季節による伸縮がない、種類が多い、汚れにくい、施工が楽
デメリット
塗装が剥がれてきたら劣化しやすい、耐久年数が短い、湿気でベタつく
無垢フローリングの場合は、無塗装、オイル塗装、ウレタン塗装(無垢の本来の意味がなくなってしまいます)の選択もあります。
どちらを選ぶのかは、個人の好みとなります。
床材は、建てた後では簡単に変えられませんので、しっかり検討が必要ですね。
さて、
無垢、板突き(表面)、板突き板(表面)には、もちろん、木が使われています。
実は木の種類も、大きく2種類に分けられるのです。
針葉樹 と 広葉樹
です。
実は、針葉樹と広葉樹は、全く違うのですよね。
【針葉樹】
・針葉樹はまっすぐ育つ(三角錐の形)
・細くて尖った常緑の葉
・樹種は540種
・軽くて柔らかい(肌触りが良い)
・傷がつきやすい
・明るい色が多い
【広葉樹】
・枝分かれして育つ(横に広がり丸い形)
・広くて平べったい葉
・樹種は20万種
・重くて硬い
・傷がつきにくい
・色はカラフル
それぞれの木の種類はこちらです。
【針葉樹】
檜
松
杉(シーダ)
ウエスタンレッドシダー(米杉)
ヒバ
パイン
ベイマツ
モミ
ラオス松
などなど
【広葉樹】
アカシア
アッシュ(タモ)
ウォルナット(クルミ)
オーク(楢・ナラ)
カリン(花梨)
クリ
チーク
チェスナット(栗)
バーチ(樺桜、樺)
ビーチ(ブナ)
メープル(楓)
ヤマザクラ(山桜)
ラワン
ローズウッド
などなど
いろいろありますね♪
このサイトが、わかりやすく、いろいろな木の風合いが見れて楽しかったです♪
それぞれ、色や特徴がありますので、見て、触れて、検討してみてくださいね。
フローリングについては、こちらもご覧くださいね。
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