近年、日本では大型台風や線状降水帯による豪雨が毎年のように発生し、住宅への被害も増えています。
屋根が飛ばされたり、床上浸水や土砂災害に見舞われたりと、自然災害は決して他人事ではありません。
これから家を建てるなら、デザインや間取りだけでなく、「災害に強い家づくり」という視点を持つことが大切です。
①土地選び
どれだけ丈夫な家を建てても、浸水しやすい場所では被害を完全に防ぐことはできません。
自治体が公表しているハザードマップを確認し、洪水や高潮、土砂災害の危険性を事前に調べておきましょう。
周辺よりも少し高い土地や、排水状況の良いエリアを選ぶだけでも、水害リスクを軽減できます。
②浸水対策
浸水が想定される地域では、基礎を高くする「高基礎」を採用したり、建物の床を道路面より高く設計したりすることで、床上浸水のリスクを減らせます。
また、エアコンの室外機や給湯器、分電盤などの設備を高い位置へ設置することも有効です。
万が一浸水しても、生活インフラへの被害を最小限に抑えられます。
③④屋根・外壁・窓の強度
屋根材は耐風性能の高い製品を選び、しっかり固定することが基本です。
外壁や軒、雨どいも強風や飛来物に耐えられる施工が求められます。
また、窓にはシャッターや雨戸、防災ガラスを採用することで、飛来物によるガラス破損を防ぎ、安全性を高めることができます。
⑤排水計画
敷地内に雨水が溜まりにくいよう排水勾配を確保し、雨水ますや排水設備を適切に設計することで、大雨による浸水リスクを軽減できます。
庭や駐車場には透水性舗装を採用する方法も効果的です。
⑥停電への備え
台風では倒木や電柱の損傷によって停電が長引くことがあります。
太陽光発電と蓄電池を組み合わせれば、停電時でも照明や冷蔵庫、スマートフォンの充電など最低限の生活を維持しやすくなります。非常用コンセントを設置しておくことも安心につながります。
もちろん、住宅性能だけでは災害を完全に防ぐことはできません。
火災保険に加えて水災補償を付帯することや、家族で避難場所や連絡方法を話し合っておくことも大切です。
住宅性能と日頃の備えを組み合わせることで、災害への対応力は大きく向上します。
家づくりは何十年と暮らす住まいへの投資です。
見た目や設備だけでなく、「災害から家族を守れるか」という視点で住宅会社に相談し、土地選びから建物の性能、設備計画まで総合的に検討しましょう。
安心して長く暮らせる住まいこそ、本当に価値のある家づくりと言えるでしょう。
イエカウ BY HOUSEリサーチ
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