細田守監督の「未来のミライ」を観てきました!
細田守ワールドは、本当に心が温まって良いですね。
映画の内容は、実際に映画を見ていただくとして、
今回のお話は、この映画に出てくる「家」のお話。
たぶん、こういうのは初めてではないのかな?と思うのですが、
主人公くんちゃんの家族の家が、いわゆる「建築家の建てた家」なのですよね。
しかも、ものすごく、詳細に出来ているんです。
動線や物語も、この家をベースに出来ています。
びっくりしました!
調べてみたところ、この家、なんと
SUPPOSE DISIGN OFFICEの谷尻誠さん
(のチーム)が設計をされていました!
そうなんです。
ちゃんと「設計」されているのです!!
上空からの画像を見てみると、いわゆる「狭小住宅」にあたります。
(画像引用 http://cinemadori.jp/?p=7088)
いや、しかし、周囲は豪邸だらけですね!
ということは、くんちゃん家は、間口は狭いけれど、かなり奥行きがある土地ですね。
実は、斜面に沿うように建てられており、かなりの高低差がある住空間です。
なんでも、1mごとに部屋が仕切られているのだとか。
(画像引用 http://cinemadori.jp/?p=7088)
周囲の家は平地なのに、なぜ、ここだけ丘陵地なの???
ということはさておき、
(すみません、周囲の家はかなり地上げしていました。)
上から、浴室・洗面所・トイレ、寝室、居間(リビング?)、ダイニング・キッチン、中庭、フリースペース(くんちゃんの遊び部屋)、となっています。
外階段、室内階段とあり、物語の中でも、上ったり、降りたりと、なかなか移動が大変そうな住宅です。
くんちゃんが遊び部屋で遊んでいるときに「おしっこ!」となると、最上階まで我慢です。
お母さんが、赤ちゃん(未来ちゃん)を抱きながら、上り降りしているのを見ると、「気をつけて!」と声をかけたくなります。
(子ども部屋は、一番下のフロアを2分割するのでしょうね。)
(子どもが、夜中にトイレに行きたくなったら、両親の寝室を通っていかないといけないのですよね(汗)トイレの増設場所がないような・・・)
その建物の中に「中庭」があり、シンボルツリーが植えられています。
この「中庭」が、物語の大きな役割の場所となってきます。
映画の中で、母方のお婆ちゃんが
「建築家と結婚するとまともな家には住めないって事なのかしら。」
と話していましたが、
住み心地はなんとも言えないのですが、とってもおしゃれな住宅です。
谷尻誠さんによると、
「住みづらさは住んでいくうちに、愛着へと変わるんです。
家に愛着を持つのは、便利さからだけではない。」
とのこと。
確かに、家って住んでいくうちに愛着が湧いてきて、自分の家だ!と思うようになりますよね。
実際に建てることが可能だそうで、4,000~5,000万円ぐらいだとか。(土地別)
くんちゃん家は、なかなかリッチだったのですね!
詳細は、こちらに特集されていますので、ぜひ、ご覧くださいね。
いっしー
家を建てることで、様々な家の基本知識を学ぶ。
数多くの注文住宅を内見し、住宅系の書籍は大半を読破。
宅建士まで受験。
住宅会社・設計事務所の皆さまにご教授いただきながら、家について楽しく学んでいます。
HOUSEリサーチ 新築住宅情報センター
※プロの皆さま、このコラムは家の素人が、建築家の皆さまに教えていただいたり、書籍等で勉強したりした内容を記載しております。
間違いや修正事項がございましたら、ぜひ、ご指摘いただければと思います。
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