お家を新築する際などに、「風水」や「家相」という言葉を聞いたことはありませんか?
自分たちの理想の住まいをつくるために、より良いお家にするために、意識する方もいらっしゃると思います。
主に、風水は土地の良し悪しを判断することでより良い土地を選ぼうということを重視し、家相はその家の間取りによってより良い生活にしていこうという考えで、本来は全く別の意味を持っていますが、今回は、昔の人の知恵から、最低限注意しておいた方が良いポイントを考えてみます!
風水とは
もともとは中国で発祥した思想で、方角や環境を考慮することで、悪い運気を避け、良い運気を呼び込もうという考え方や方法のことです。
家相とは
方位盤を使って家の吉凶を鑑定する、環境学の一種です。
風水は中国で生まれたのに対し、家相は風水を日本で発展させたものです。
家の間取りと方位を組み合わせることで、運気が上がる家にするための判断材料のひとつとされてきました。
運気が上がる↑「玄関・キッチン・トイレ」
【玄関】
玄関は、運気の入り口ともいわれますので、東、南東、南、西、北西などがおすすめです。
玄関とリビングが繋がっている場合は、仕切るものを置くと玄関から入ってきた良い運気がリビングに逃げてしまわないと言われています。
それから、玄関に鏡を置いているお家が多いかと思いますが、玄関の正面に配置するのは避けましょう。
鏡に反射して良い運気が逃げてしまいますので、左右どちらかに置くようにしましょうね。
植物やお花を飾ることは運気アップにつながりますが、ドライフラワーや造花は死んでいるということで運気アップには効果がないそうなので、飾るのなら生花にしましょう。
【キッチン】
火と水の両方を取り扱うキッチンは、東、南東、北西に配置するのがおすすめです。
西日が当たるキッチンは「食品が腐りやすい」「カビが繁殖しやすい」などと昔から言われているのでおすすめできません。
方角だけでなく、より運気アップにするためには、なるべくキレイに保つことを心掛けることが大事ですよ。
【トイレ】
北西、東がおすすめです。
運気を吸い取るとされていることから、玄関近くは避け、できるだけ風通しの良い場所を選んでください。
壁紙には運気アップの明るいパステルカラーを。
マットやスリッパなどを用意するときには、家庭運にはベージュ系、仕事運にはブルー系、健康運にはグリーン系のものを選ぶと良いそうです。
運気が下がる↓これだけは避けるべき方角
家の間取りを考えるときに、風水や家相から、「避けるべき方角」を基本的なポイントとして押さえておいてください!
「避けるべき方角」というのは、家の中で不吉だと言われる方角で、「鬼門」と「裏鬼門」のことです。
中国古来では、この鬼門・裏鬼門は「鬼が通る不吉な道」とされています。
三所に三備を設けず
三所とは、鬼門と裏鬼門と宅心のことで、三備とは、玄関とキッチンとトイレのことです。
そのため、三所とされる場所には、玄関・キッチン・トイレは配置しない方がいいという意味です。
【鬼門】
家の中心から見て北東の方角
【裏鬼門】
鬼門と反対の方角で南西の方角
【宅心】
家の中心のこと
あとからでもできる対処法
たとえ鬼門や裏鬼門に玄関などがあっても、人間関係に影響や災いがおこる根拠はないのであまり気にならない!という人はいいのですが、やはり気になってしまうという方は、様々な対処法がありますよ。
それは、簡単に言うと、
①何よりも清潔に保つことが大事!
②窓やドアを開けっぱなしにしない!
③柊やサボテンなどのトゲトゲの葉っぱの観葉植物を置く!
他にも、盛り塩をするとか、ラッキーカラーの物を置くとか、様々な方法があるので、気になる人は試してみてください。
風水や家相にあまりこだわり過ぎず、住み心地や快適さなどを忘れないようにしましょうね。
ひとみん(サービス裏方 がんばってます♪)
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