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忘れずに「すまい給付金」をもらおう!申請しなければ1年3か月で消滅します。




「すまい給付金」ってご存知ですか?

すまい給付金とは、国土交通省による制度で、

・消費税率引上げによる住宅取得者の負担をかなりの程度緩和するために創設した制度
・消費税率8%時は収入額の目安が510万円以下の方を対象に最大30万円を給付
・10%時は収入額の目安が775万円以下の方を対象に最大50万円を給付
・平成26年4月から平成33年12月まで実施

というものです。

現在は消費税10%ですので、なんと、最大50万円をもらうことができるのです!

(コラム記載時:消費税8%ですので、なんと、最大30万円をもらうことができるのです!)

 

とはいうものの、

この制度・・・じっとしていてはもらえません!!

しかも、引き渡し日より1年以内(現在は1年3か月以内)に申請しなければなりません。

 

住宅会社が代行してくれる方法もあるらしいのですが、我が家は放置されていました(汗)

いつ入るのかなぁ♪と待っていたのですが、念のため確認したところ、自分自身での申請とのこと。

だったら、早く言ってよ~~っ!!

なんかいろいろ書類の申請関係のお金も取ってたじゃないですか~?

と、思うところはいろいろありますが、気付いて良かった!

気付かなかったら、30万円に羽が生えて飛んでいくところでした。
(現在は50万円です。)

 

さてさて、

すまい給付金の申請書類の作成はとっても簡単なのですが、準備書類がちょっと大変!!

 

今回は、申請書類について書いてみますね。

 

1.申請書類をダウンロード・印刷する

まずは、こちらから申請書類を印刷しましょう。

給付申請書は、

新築/中古
本人受領/代理受領
住宅ローン/現金

の区別により、記載事項や確認書類が異なりますので、自身にあった書類を印刷してください。

 

2.書類記載に必要な「各種書類」を準備する。

これが、なかなか面倒です(汗)

※今回は、新築・本人受領・住宅ローン のケースを記載します。

 

必要になるのは以下の書類

・給付申請書

・不動産登記における建物の登記事項証明書・謄本(原本)

・住民票の写し(原本・発効日から3か月以内)

・個人住民税の課税証明書(非課税証明書)(原本)

・工事請負契約書または不動産売買契約書(約款も含む)(コピー)

・住宅取得に係る金銭消費貸借契約書(住宅ローン契約書)(コピー)

・給付金受取口座を確認できる書類(通帳等)(コピー)

以下のいずれか1つ

・住宅瑕疵担保責任保険の付保証明書(住宅瑕疵担保責任保険に加入している場合)
・建設住宅性能評価書(建設住宅性能表示制度を利用している場合)
・住宅瑕疵担保責任保険法人検査実施確認書(住宅瑕疵担保責任保険と同等の検査を受けている場合)(原本)

準備した書類の記載内容を、給付申請書に書いていく、という流れになります。

 

3.各種書類を準備する

・不動産登記における建物の登記事項証明書・謄本(原本)

この書類は法務局(地方法務局)に取りに行く必要があります。
基本的に法務局の業務取扱時間は「平日」の8時半~17時15分。
仕事をしていると、なかなか行けないという問題があります。
建物の登記完了の際に、司法書士から1部はもらっていると思いますが、自己所有分を含めて、2部もらっておくことをお奨めします。

法務局・地方法務局所在地一覧はこちら

 

・住民票の写し(原本・発効日から3か月以内)

この書類は、市町村役場または支所に取りに行く必要があります。
こちらも、開庁時間は「平日」の8時半~17時。
仕事をしていると、なかなか行けないという問題があります。
住民票を移動させた際に、1部余分にとっておくことをお奨めします。

 

・個人住民税の課税証明書(非課税証明書)(原本)

この書類は、市町村役場または支所に取りに行く必要があります。
こちらも、開庁時間は「平日」の8時半~17時。
仕事をしていると、なかなか行けないという問題があります。

さて、ここで大切なこと!
課税証明書の「年度」が重要になります。
下図をご覧いただくように「住宅が引き渡された時期」により、書類の「年度」が変わります。

例えば、平成30年の3月に引き渡しがあった場合、必要になる課税証明書は「平成29年度」のものとなります。
これを理解して、市町村役場に行くのですが、窓口の方に言われることがあります。
「平成29年度で本当によろしいですか?」
「平成30年度の書類には、平成29年分の所得が記載されていますよ。」

・・・善意による悪魔の囁きです(泣)

書類提出の前年度の収入だろうなぁ・・・なんて思って、悪魔の囁きに従うと大変です。

図を見ると、きちんと記載されているのですが、「対象となる収入期間」を証明する書類が必要となります。
平成30年の3月に引き渡しがあった場合は、「平成28年の収入」を証明する「平成29年度」の書類が必要なのです。
これを間違うと、再び、市町村役場に足を運ぶことになりますので、ご注意ください。
手間も時間も費用も倍になります。

 

・工事請負契約書または不動産売買契約書(約款も含む)(コピー)
・住宅取得に係る金銭消費貸借契約書(住宅ローン契約書)(コピー)
・給付金受取口座を確認できる書類(通帳等)(コピー)

これはコンビニに行ってコピーですね。
大切な書類ですので、置き忘れにご注意を!
工事請負契約書は「収入印紙」のページもコピー必須です!

 

・住宅瑕疵担保責任保険の付保証明書(住宅瑕疵担保責任保険に加入している場合)
・建設住宅性能評価書(建設住宅性能表示制度を利用している場合)
・住宅瑕疵担保責任保険法人検査実施確認書(住宅瑕疵担保責任保険と同等の検査を受けている場合)(原本)

我が家の場合は「住宅瑕疵担保責任保険法人検査実施確認書」でした。
この書類は渡されているのですが、説明なんて軽~~~くされたぐらいですので、まず、どこにある、どのような書類なのか?からスタートしなければなりませんでした。
見つかって良かったです(汗)

 

4.給付申請書を書く

3.の各種書類が揃えば、あとは書類を見ながら給付申請書を書くだけです。

もう、家を建てた際に自動的に申請されればいいのに!!と思うのですが、このあたりは縦割り行政なので仕方ありません。
マイナンバーが活躍する日はやってくるのでしょうか?
(ちなみに、マイナンバーは総務省のものですので、他の省庁は嫌がるのでしょうねぇ(笑))

 

5.書類を提出する

書類の提出方法は、郵送と持参の2種類があります。

 

【郵送方法】

書類をまとめて、以下に郵送します。

〒115-8691
赤羽郵便局 私書箱38号
すまい給付金申請係

私書箱って・・・
一抹の不安は感じますが、郵送すれば良いとのこと。
普通郵便で大丈夫なのでしょうか?
書留って、私書箱は受け取ってくれるのでしょうか?
(一応、可能なようです。)

書類に不備がある場合は、修正が面倒な気がしますね。

 

【持参方法】

すまい給付金の申請窓口はホームページから探せます。

窓口検索

ただし、その多くは「受付」のみで、相談等は行っていません。
相談等も行えるのは「サポートセンター」となります。

すまい給付金サポートセンター検索

個人的にはサポートセンターの方が間違いがないのかな、と思います。

※ご来店の際は、事前に各サポートセンターまでご連絡・ご予約いただくとスムーズです。
(事前のご連絡・ご予約が無い場合は、お待ちいただく場合がございますので、予めご了承ください。)

 

ということで、すまい給付金の申請手続きは完了です!

 

書類を提出すると、だいたい1.5~2ヵ月程度で給付金が指定口座に振り込まれるとのことです。

皆さん、忘れずに申請してくださいね!

 

ちなみに、すまい給付金に税金はかかりません!

詳細は、
よくあるご質問|すまい給付金について


Q18 すまい給付金には、税金がかかりますか?

をご覧くださいね!

 

HOUSEリサーチ運営事業部
いっしー(家の素人 勉強中)
家を建ててようやく家の基本中の基本を知る。
建築家の皆さまにご教授いただきながら、家について楽しく学んでいます。

 

HOUSEリサーチ 新築住宅情報センター

※プロの皆さま、このコラムは家の素人が、建築家の皆さまに教えていただいたり、書籍等で勉強したりした内容を記載しております。
間違いや修正事項がございましたら、ぜひ、ご指摘いただければと思います。

 




 

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